ホーム > データベーススペシャリスト試験 > 2011年

データベーススペシャリスト試験 2011年 午前217


SQL において, A 表の主キーがB 表の外部キーによって参照されている場合, 行を追加・削除する操作の制限について, 正しく整理した図はどれか。ここで, △印は操作が拒否される場合があることを表し, ○印は制限なしに操作できることを表す。
選択肢画像
(正解)

解説

問題の前提

  • A 表 … 主キー列 PK
  • B 表 … 外部キー FK が A.PK を参照(参照制約 “RESTRICT/NO ACTION” と仮定)
■ マークの意味
  • … 制限なく実行できる
  • … 参照制約により拒否される場合がある

各操作が制限されるかどうか

操作参照整合性チェック実行可否
A 表に行を追加 (INSERT)B から参照されていないので制限なし
A 表の行を削除 (DELETE)その PK を B.FK が参照していると削除拒否
B 表に行を追加 (INSERT)入力する FK が A に実在しないと拒否
B 表の行を削除 (DELETE)A 側には影響しない(孤児は発生しない)

表にまとめると

追加削除
A 表
B 表

選択肢比較

選択肢A 追加A 削除B 追加B 削除
条件に一致するのは 選択肢「ア」 だけ。

結論

「A 表の主キーを B 表が参照している」状況を正しく整理した図は である。
← 前の問題へ次の問題へ →

©︎2025 情報処理技術者試験対策アプリ