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データベーススペシャリスト試験 2015年 午前2 問25
マッシュアップを利用してWebコンテンツを表示している例として, 最も適切なものはどれか。
ア:Webブラウザにプラグインを組み込み、動画やアニメーションを表示する。
イ:地図上のカーソル移動に伴い, Webページを切り替えずにスクロール表示する。
ウ:鉄道経路の探索結果上に, 各鉄道会社のWebページへのリンクを表示する。
エ:店舗案内のWebページ上に, 他のサイトが提供する地図検索機能を利用して出力された情報を表示する。(正解)
解説
マッシュアップを利用してWebコンテンツを表示している例【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:マッシュアップとは複数の異なるWebサービスのデータや機能を組み合わせて新しい価値を提供する技術です。
- 根拠:他サイトの地図検索機能を自サイトに組み込み、店舗案内と連携して表示するのが典型的なマッシュアップの例です。
- 差がつくポイント:単なるリンクやプラグイン利用ではなく、異なるサービスの機能や情報を統合して一つの画面で表示する点を理解しましょう。
正解の理由
選択肢エは、店舗案内のWebページに他のサイトが提供する地図検索機能を組み込み、異なるサービスの情報を融合して表示しています。これはマッシュアップの定義に合致し、複数のWebサービスを連携させて新しいコンテンツを作り出す典型例です。
よくある誤解
マッシュアップは単にリンクを貼ることや、プラグインで機能を追加することではありません。異なるサービスのデータや機能を組み合わせて一体化した表示を行う点が重要です。
解法ステップ
- マッシュアップの定義を確認する(複数のWebサービスの機能やデータを組み合わせること)。
- 各選択肢が単なる機能追加か、異なるサービスの統合かを判別する。
- 地図検索機能のように他サイトのサービスを自サイトに組み込んでいるかを確認する。
- 統合表示している選択肢を正解と判断する。
選択肢別の誤答解説
- ア:プラグインの組み込みは単一の機能追加であり、異なるサービスの統合ではないためマッシュアップとは言えません。
- イ:ページ遷移なしのスクロール表示はAjaxなどの技術による動的表示であり、マッシュアップの定義には該当しません。
- ウ:鉄道経路の結果にリンクを表示するだけで、他サービスの機能やデータを統合しているわけではありません。
- エ:他サイトの地図検索機能を自サイトに組み込み、情報を融合して表示しているため正解です。
補足コラム
マッシュアップはWeb 2.0時代に普及した技術で、APIを利用して異なるサービスのデータを組み合わせることが多いです。Google Maps APIを利用した地図表示や、SNSの投稿をまとめて表示するサービスなどが代表例です。これによりユーザーは複数のサービスを行き来せずに情報を得られ、利便性が向上します。
FAQ
Q: マッシュアップと単なるリンクの違いは何ですか?
A: マッシュアップは異なるサービスのデータや機能を統合して一つの画面で表示することに対し、単なるリンクは別ページへ移動するだけです。
A: マッシュアップは異なるサービスのデータや機能を統合して一つの画面で表示することに対し、単なるリンクは別ページへ移動するだけです。
Q: マッシュアップを実現するために必要な技術は?
A: 主にAPIの利用やAjaxなどの非同期通信技術が使われ、複数サービスの情報を動的に取得・表示します。
A: 主にAPIの利用やAjaxなどの非同期通信技術が使われ、複数サービスの情報を動的に取得・表示します。
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