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データベーススペシャリスト試験 2017年 午前2 問21
SSHの説明はどれか。
ア:MIMEを拡張した電子メールの暗号化とディジタル署名に関する標準
イ:オンラインショッピングで安全にクレジット決済を行うための仕様
ウ:共通鍵暗号技術と公開鍵暗号技術を併用した電子メールの暗号化, 復号の機能をもつ電子メールソフト
エ:リモートログインやリモートファイルコピーのセキュリティを強化したツール及びプロトコル(正解)
解説
SSHの説明はどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:SSHはリモートログインやファイル転送のセキュリティを強化するプロトコルです。
- 根拠:通信内容を暗号化し、認証機能を備えることで安全な遠隔操作を実現します。
- 差がつくポイント:SSHと電子メール暗号化やオンライン決済の仕様とは異なる用途である点を理解しましょう。
正解の理由
SSH(Secure Shell)は、ネットワーク上で安全にリモートログインやファイル転送を行うためのプロトコルです。通信内容を暗号化し、認証機能を持つことで第三者による盗聴やなりすましを防止します。選択肢エはこの説明に合致しており、SSHの本質を正確に表しています。
よくある誤解
SSHは電子メールの暗号化やオンライン決済のための仕様ではありません。これらは別の技術やプロトコルが使われます。
解法ステップ
- SSHの正式名称「Secure Shell」を思い出す。
- SSHの主な用途が「リモートログイン」と「ファイル転送」であることを確認。
- 通信の暗号化と認証機能があることを理解。
- 選択肢の説明と照らし合わせて、リモート操作に関するものを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア:MIME拡張の電子メール暗号化はS/MIMEの説明であり、SSHとは異なります。
- イ:オンラインショッピングの安全な決済はSSL/TLSなどの技術が関係し、SSHの用途ではありません。
- ウ:電子メールの暗号化に関する説明で、PGPなどに近い内容ですがSSHとは別物です。
- エ:リモートログインやファイルコピーのセキュリティ強化を目的としたSSHの正しい説明です。
補足コラム
SSHは1995年にフィンランドの研究者トゥオモ・ユルキネンによって開発されました。TelnetやFTPのような平文通信の問題を解決し、現在ではLinuxやUNIX系OSの標準的なリモートアクセス手段として広く使われています。
FAQ
Q: SSHとTelnetの違いは何ですか?
A: Telnetは通信内容を暗号化しないため安全性が低いですが、SSHは通信を暗号化し認証も行うため安全です。
A: Telnetは通信内容を暗号化しないため安全性が低いですが、SSHは通信を暗号化し認証も行うため安全です。
Q: SSHはどのポート番号を使いますか?
A: デフォルトではTCPの22番ポートを使用します。
A: デフォルトではTCPの22番ポートを使用します。
関連キーワード: SSH, リモートログイン, ファイル転送, 通信暗号化, 認証, セキュリティプロトコル