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データベーススペシャリスト試験 2018年 午前2 問19
OLAPによって、商品の販売状況分析を商品軸、販売チャネル軸、時間軸、顧客タイプ軸で行う。データ集計の観点を、商品、販売チャネルごとから、商品、顧客タイプごとに切り替える操作はどれか。
ア:ダイス(正解)
イ:データクレンジング
ウ:ドリルダウン
エ:ロールアップ
解説
OLAPによる多次元分析の軸切り替え操作【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:商品の販売状況分析で軸を「商品・販売チャネル」から「商品・顧客タイプ」に切り替える操作は「ダイス」である。
- 根拠:ダイスは多次元データの複数軸を指定して部分的に抽出し、分析軸を切り替える操作だからである。
- 差がつくポイント:ドリルダウンやロールアップは階層レベルの上下移動、データクレンジングはデータ整備であり、軸の切り替えとは異なる点を理解すること。
正解の理由
「ダイス」はOLAPの多次元データキューブから複数の軸を指定して部分的に切り出す操作です。
問題文のように「商品・販売チャネル」軸から「商品・顧客タイプ」軸へ分析軸を切り替える場合、複数軸の組み合わせを変えて抽出するため、ダイスが該当します。
一方、ドリルダウンやロールアップは階層構造のレベルを上下する操作であり、軸自体の切り替えではありません。
データクレンジングはデータの品質向上作業であり、分析軸の変更操作とは無関係です。
問題文のように「商品・販売チャネル」軸から「商品・顧客タイプ」軸へ分析軸を切り替える場合、複数軸の組み合わせを変えて抽出するため、ダイスが該当します。
一方、ドリルダウンやロールアップは階層構造のレベルを上下する操作であり、軸自体の切り替えではありません。
データクレンジングはデータの品質向上作業であり、分析軸の変更操作とは無関係です。
よくある誤解
ドリルダウンやロールアップは軸の切り替えと混同されやすいですが、これらは軸内の階層レベルの移動操作です。
また、データクレンジングは分析操作ではなく、データ準備段階の作業である点も誤解されやすいです。
また、データクレンジングは分析操作ではなく、データ準備段階の作業である点も誤解されやすいです。
解法ステップ
- OLAPの基本操作を理解する(ダイス、スライス、ドリルダウン、ロールアップ)。
- 問題文の「軸を切り替える」操作が何を意味するか確認する。
- 複数軸の組み合わせを変えて抽出する操作が「ダイス」であることを認識する。
- 他の選択肢の意味を確認し、軸切り替えと異なることを確認する。
- 「ダイス」を正解として選択する。
選択肢別の誤答解説
- ア: ダイス
複数の軸を指定して部分的に抽出し、軸の組み合わせを切り替える操作で正解。 - イ: データクレンジング
データの誤り修正や整備作業であり、分析軸の切り替え操作ではない。 - ウ: ドリルダウン
階層の上位から下位へ詳細レベルに掘り下げる操作で、軸の切り替えとは異なる。 - エ: ロールアップ
階層の下位から上位へ集約レベルを上げる操作で、軸の切り替え操作ではない。
補足コラム
OLAP(Online Analytical Processing)は多次元データを高速に分析する技術で、代表的な操作に「スライス」「ダイス」「ドリルダウン」「ロールアップ」があります。
- スライス:1つの軸を固定して切り出す操作。
- ダイス:複数軸を指定して部分的に切り出す操作。
- ドリルダウン/ロールアップ:階層レベルの上下移動。
これらの違いを正確に理解することが、データ分析の基礎力向上につながります。
FAQ
Q: ダイスとスライスの違いは何ですか?
A: スライスは1つの軸を固定して切り出す操作、ダイスは複数軸を指定して部分的に抽出する操作です。
A: スライスは1つの軸を固定して切り出す操作、ダイスは複数軸を指定して部分的に抽出する操作です。
Q: ドリルダウンとロールアップはどのような場面で使いますか?
A: ドリルダウンは詳細分析のために階層を下げる時、ロールアップは集約して全体傾向を把握する時に使います。
A: ドリルダウンは詳細分析のために階層を下げる時、ロールアップは集約して全体傾向を把握する時に使います。
Q: データクレンジングはOLAP操作に含まれますか?
A: いいえ。データクレンジングは分析前のデータ品質向上作業であり、OLAPの分析操作ではありません。
A: いいえ。データクレンジングは分析前のデータ品質向上作業であり、OLAPの分析操作ではありません。
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