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データベーススペシャリスト試験 2023年 午前2 問21
情報セキュリティにおけるエクスプロイトコードに該当するものはどれか。
ア:同じセキュリティ機能をもつ製品に乗り換える場合に、CSV形式など他の製品に取り込むことができる形式でファイルを出力するプログラム
イ:コンピュータに接続されたハードディスクなどの外部記憶装置、その中に保存されている暗号化されたファイルなどを閲覧、管理するソフトウェア
ウ:セキュリティ製品を設計する際の早い段階から実際に動作する試作品を作成し、それに対する利用者の反応を見ながら徐々に完成に近づける開発手法
エ:ソフトウェアやハードウェアの脆弱性を検査又は攻撃するために作成されたプログラム(正解)
解説
情報セキュリティにおけるエクスプロイトコードに該当するものはどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:エの「脆弱性を検査または攻撃するためのプログラム」がエクスプロイトコードに該当します。
- 根拠:エクスプロイトコードはソフトウェアやハードウェアの脆弱性を突くために作成され、攻撃や検査に用いられるためです。
- 差がつくポイント:脆弱性を利用するプログラムかどうか、単なるファイル変換や管理ソフトと混同しないことが重要です。
正解の理由
エクスプロイトコードとは、システムやソフトウェアの脆弱性を利用して不正アクセスや攻撃を行うためのプログラムです。選択肢エは「脆弱性を検査又は攻撃するために作成されたプログラム」と明確に記述されており、これがエクスプロイトコードの定義に合致します。
他の選択肢はファイル変換や管理ソフト、開発手法に関するものであり、エクスプロイトコードとは異なります。
他の選択肢はファイル変換や管理ソフト、開発手法に関するものであり、エクスプロイトコードとは異なります。
よくある誤解
エクスプロイトコードは単なるセキュリティツールや管理ソフトではなく、脆弱性を突く攻撃用プログラムである点を誤解しやすいです。
また、開発手法やファイル形式の説明と混同しないよう注意が必要です。
また、開発手法やファイル形式の説明と混同しないよう注意が必要です。
解法ステップ
- 問題文の「エクスプロイトコード」の意味を確認する。
- 選択肢の内容を一つずつ読み、脆弱性を利用するプログラムかどうかを判断する。
- 脆弱性を検査・攻撃するプログラムである選択肢を特定する。
- 他の選択肢がエクスプロイトコードの定義に合致しないことを確認する。
- 正解としてエを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: ファイルを他製品に取り込むための変換プログラムであり、脆弱性とは無関係です。
- イ: 外部記憶装置の管理ソフトであり、攻撃や脆弱性利用の目的はありません。
- ウ: 開発手法の説明であり、プログラムそのものではないためエクスプロイトコードではありません。
- エ: 脆弱性を検査または攻撃するためのプログラムであり、エクスプロイトコードの定義に合致します。
補足コラム
エクスプロイトコードはセキュリティの脆弱性を突くために悪用されることが多いですが、ペネトレーションテスト(侵入テスト)などで脆弱性を検査するために合法的に使用される場合もあります。
また、エクスプロイトコードはしばしばマルウェアやウイルスの一部として組み込まれることもあり、情報セキュリティ対策の重要な対象です。
また、エクスプロイトコードはしばしばマルウェアやウイルスの一部として組み込まれることもあり、情報セキュリティ対策の重要な対象です。
FAQ
Q: エクスプロイトコードは必ず悪意のあるものですか?
A: いいえ。攻撃目的だけでなく、脆弱性検査やセキュリティ評価のために合法的に使われることもあります。
A: いいえ。攻撃目的だけでなく、脆弱性検査やセキュリティ評価のために合法的に使われることもあります。
Q: エクスプロイトコードとマルウェアの違いは何ですか?
A: エクスプロイトコードは脆弱性を突くプログラムで、マルウェアは悪意のあるソフトウェア全般を指します。エクスプロイトコードはマルウェアの一部になることもあります。
A: エクスプロイトコードは脆弱性を突くプログラムで、マルウェアは悪意のあるソフトウェア全般を指します。エクスプロイトコードはマルウェアの一部になることもあります。
関連キーワード: エクスプロイトコード, 脆弱性, セキュリティ攻撃, ペネトレーションテスト, 情報セキュリティ