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ITストラテジスト試験 2009年 午前2 問07
共通フレーム2007によれば、企画プロセスのアクティビピティはどれか。
ア:RFP (提案依頼書) を発行して、ベンダから提案書を受領する。
イ:開発プロセスの実行計画を作成する。
エ:投資効果及び業務効果の評価を行う。
ウ:システム化計画及びプロジェクト計画を作成し、承認を受ける。(正解)
解説
共通フレーム2007による企画プロセスのアクティビティ【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:企画プロセスのアクティビティは「システム化計画及びプロジェクト計画を作成し、承認を受ける」ことです。
- 根拠:共通フレーム2007では企画プロセスはシステム化の方向性や計画を策定し、関係者の合意を得る段階と定義されています。
- 差がつくポイント:企画プロセスと開発プロセスの違いを理解し、計画策定と承認が企画の本質であることを押さえることが重要です。
正解の理由
選択肢ウは「システム化計画及びプロジェクト計画を作成し、承認を受ける」とあり、これは共通フレーム2007の企画プロセスの中心的な活動です。企画プロセスはシステム開発の目的や範囲を明確にし、計画を立てて関係者の承認を得ることで、プロジェクトの方向性を確定します。これに対し、他の選択肢は企画プロセスの後段階や別プロセスに該当します。
よくある誤解
企画プロセスと開発プロセスの活動を混同し、計画作成以外の具体的な作業(提案依頼や評価)を企画と誤認しやすい点に注意が必要です。
解法ステップ
- 共通フレーム2007のプロセス構成を確認する。
- 企画プロセスの目的と役割を理解する。
- 各選択肢の活動内容を企画プロセスの定義と照合する。
- 計画作成と承認が企画プロセスの特徴であることを確認する。
- 最も適切な選択肢を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: RFP発行や提案書受領は調達やベンダ選定の活動であり、企画プロセスの範囲外です。
- イ: 開発プロセスの実行計画作成は企画後の詳細設計や実装準備段階に該当します。
- ウ: システム化計画及びプロジェクト計画の作成と承認は企画プロセスの核心であり正解です。
- エ: 投資効果や業務効果の評価は企画の前提や事後評価に関わる活動で、企画プロセスの直接的なアクティビティではありません。
補足コラム
共通フレーム2007はシステム開発の標準的なプロセスモデルであり、企画プロセスは「何を作るか」「なぜ作るか」を明確にするフェーズです。ここでの計画策定はプロジェクト成功の基盤となり、承認を得ることで関係者の合意形成を図ります。これにより後続の開発プロセスが円滑に進行します。
FAQ
Q: 企画プロセスと開発プロセスの違いは何ですか?
A: 企画プロセスはシステムの目的や計画を策定し承認を得る段階で、開発プロセスは実際の設計・実装・テストを行う段階です。
A: 企画プロセスはシステムの目的や計画を策定し承認を得る段階で、開発プロセスは実際の設計・実装・テストを行う段階です。
Q: 投資効果の評価はどのプロセスで行いますか?
A: 投資効果の評価は企画の前提調査や事後評価で行われ、企画プロセスの直接的なアクティビティではありません。
A: 投資効果の評価は企画の前提調査や事後評価で行われ、企画プロセスの直接的なアクティビティではありません。
関連キーワード: 共通フレーム2007, 企画プロセス, システム化計画, プロジェクト計画, ITプロジェクト管理