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ITストラテジスト試験 2011年 午前2 問21
c管理図で管理する対象はどれか。
ア:サンブル数が一定のロットにおける不適合品数
イ:サンブル数が異なるロットにおける不適合品率
ウ:製品の単位当たりの不適合数
エ:面積や長さなど、大きさが一定の製品に検出される不適合数(正解)
解説
c管理図で管理する対象はどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:c管理図は「面積や長さなど一定の大きさの製品に検出される不適合数」を管理対象とします。
- 根拠:c管理図は単位面積や単位長さあたりの不適合数を監視し、工程の安定性を評価するために用いられます。
- 差がつくポイント:サンプル数が一定かどうか、単位あたりの不適合数か不適合品数かの違いを正確に理解することが重要です。
正解の理由
c管理図は、製品の面積や長さなどの一定の単位に対して発生する不適合数を管理します。これは、製品の大きさが一定でない場合でも、単位あたりの不適合数を比較できるため、工程の品質管理に適しています。選択肢エはこの定義に合致しているため正解です。
よくある誤解
c管理図は不適合品数を管理すると思われがちですが、実際には「不適合数」を単位面積や長さで割った値を扱います。サンプル数が一定でない場合にも対応可能です。
解法ステップ
- 管理図の種類(p, np, c, u)を理解する。
- c管理図は「不適合数」を一定の単位(面積・長さ)で管理することを確認。
- 選択肢の中で「一定の大きさの製品に検出される不適合数」を示すものを探す。
- 他の選択肢が示す「不適合品数」や「不適合品率」との違いを比較。
- c管理図の定義に合致する選択肢エを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: サンプル数が一定のロットにおける不適合品数はnp管理図の対象であり、c管理図とは異なります。
- イ: サンプル数が異なるロットにおける不適合品率はp管理図の対象で、c管理図ではありません。
- ウ: 製品の単位当たりの不適合数はu管理図の対象で、c管理図は単位あたりの不適合数ですが、単位が一定の製品に限定されます。
- エ: 面積や長さなど、大きさが一定の製品に検出される不適合数はc管理図の管理対象で正解です。
補足コラム
管理図は工程の品質管理に用いられ、p管理図やnp管理図は不適合品率や不適合品数を管理します。一方、c管理図とu管理図は不適合数を管理しますが、c管理図は単位が一定の製品に対し、u管理図は単位が一定でない場合に用いられます。これらの違いを理解することが品質管理の基本です。
FAQ
Q: c管理図とu管理図の違いは何ですか?
A: c管理図は単位が一定の製品に対する不適合数を管理し、u管理図は単位が一定でない場合に単位あたりの不適合数を管理します。
A: c管理図は単位が一定の製品に対する不適合数を管理し、u管理図は単位が一定でない場合に単位あたりの不適合数を管理します。
Q: なぜ不適合品数ではなく不適合数を管理するのですか?
A: 不適合品数は不適合の種類や数を反映しにくいため、不適合数を単位あたりで管理することで工程の詳細な品質状態を把握できます。
A: 不適合品数は不適合の種類や数を反映しにくいため、不適合数を単位あたりで管理することで工程の詳細な品質状態を把握できます。
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