ITストラテジスト試験 2014年 午前205


IT技術動向、ソフトウェアパッケージ情報、開発方法論などの情報提供をベンダ要請するものはどれか。
IFB
RFI(正解)
RFP
RFQ

解説

IT技術動向、ソフトウェアパッケージ情報、開発方法論などの情報提供をベンダ要請するものはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:情報提供を求める段階で使うのはイ: RFIです。
  • 根拠:RFIはRequest for Informationの略で、ベンダから技術動向や製品情報を収集するための文書です。
  • 差がつくポイント:RFPやRFQは具体的な提案や見積もりを求める段階で使い分けるため、情報収集段階のRFIと混同しないことが重要です。

正解の理由

RFI(Request for Information)は、プロジェクトの初期段階でベンダに対して技術動向や製品情報、開発方法論などの情報提供を依頼するための文書です。これにより、発注者は市場の状況や技術的な選択肢を把握し、次の調達段階に備えます。
一方、RFP(Request for Proposal)は具体的な提案依頼、RFQ(Request for Quotation)は見積もり依頼、IFB(Invitation for Bid)は入札招請であり、情報収集の段階ではありません。

よくある誤解

RFPやRFQも「依頼」の意味があるため、情報提供依頼と混同しやすいですが、RFIはあくまで情報収集のための依頼です。

解法ステップ

  1. 問題文の「情報提供をベンダに要請する」とある点に注目する。
  2. 各選択肢の意味を整理する。
  3. RFIが「情報提供依頼」であることを確認する。
  4. RFPやRFQは提案や見積もり依頼であるため除外する。
  5. IFBは入札招請であり、情報提供依頼とは異なる。
  6. よって正解はイ: RFIと判断する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: IFB
    入札招請書であり、価格競争のための正式な入札を招く文書です。情報提供依頼ではありません。
  • イ: RFI
    正解。情報収集のためにベンダに技術や製品情報を求める文書です。
  • ウ: RFP
    提案依頼書で、具体的な提案や解決策を求める段階で使用します。情報収集段階ではありません。
  • エ: RFQ
    見積依頼書で、価格や条件の見積もりを求める文書です。情報提供依頼とは異なります。

補足コラム

調達プロセスは段階的に進み、最初にRFIで情報収集を行い、次にRFPで提案を求め、最後にRFQやIFBで価格や契約条件を確定します。これらの用語を正確に理解することは、調達やプロジェクトマネジメントで非常に重要です。

FAQ

Q: RFIとRFPの違いは何ですか?
A: RFIは情報収集のための依頼で、RFPは具体的な提案を求める依頼です。RFIは初期段階で使います。
Q: IFBはどのような場面で使われますか?
A: IFBは正式な入札を招請する文書で、価格競争を目的とした調達段階で使用されます。

関連キーワード: RFI, RFP, RFQ, IFB, 調達プロセス, ベンダ管理, 情報提供依頼, ソフトウェア開発, 技術動向
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