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情報処理安全確保支援士試験 2009年 秋期 午前2 問18
ネットワークに接続されているホストのIPアドレスが212.62.31.90で,サブネットマスクが255.255.255.224のとき,ホストアドレスはどれか。
ア:10
イ:26(正解)
ウ:90
エ:212
解説
ネットワークに接続されているホストのIPアドレスが212.62.31.90で,サブネットマスクが255.255.255.224のとき,ホストアドレスはどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:ホストアドレスは「26」である。
- 根拠:サブネットマスク255.255.255.224はホスト部が5ビットで、IPアドレスのホスト部ビットを抽出すると26になる。
- 差がつくポイント:サブネットマスクのビット数を正確に理解し、IPアドレスのホスト部を正しく計算できるかが重要。
正解の理由
サブネットマスク255.255.255.224は2進数で11111111.11111111.11111111.11100000となり、ホスト部は最後の5ビットです。IPアドレス212.62.31.90の最後のオクテット90(2進数で01011010)のうち、ホスト部の5ビット(右から5ビット)を取り出すと「11010」、これは10進数で26となります。したがって、ホストアドレスは26であり、選択肢イが正解です。
よくある誤解
サブネットマスクのビット数を誤解し、ホスト部の範囲を間違えることが多いです。特に255.255.255.224のように中途半端なマスクは注意が必要です。
解法ステップ
- サブネットマスク255.255.255.224を2進数に変換し、ネットワーク部とホスト部のビット数を確認する。
- IPアドレス212.62.31.90の最後のオクテットを2進数に変換する。
- ホスト部のビット(マスクの0の部分)を抽出する。
- 抽出したビットを10進数に変換し、ホストアドレスを求める。
選択肢別の誤答解説
- ア: 10
ホスト部のビットを正しく抽出していないため、誤った値。 - イ: 26
正解。ホスト部の5ビットを正しく抽出し、10進数に変換した値。 - ウ: 90
IPアドレスの最後のオクテット全体であり、ホスト部ではない。 - エ: 212
IPアドレスの最初のオクテットであり、ホストアドレスとは無関係。
補足コラム
サブネットマスク255.255.255.224はCIDR表記で/27に相当し、ネットワーク部が27ビット、ホスト部が5ビットです。ホスト部のビット数が5ビットなら、ホスト数は台のホストが存在可能です(ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除く)。この知識はネットワーク設計やIPアドレス管理に不可欠です。
FAQ
Q: サブネットマスク255.255.255.224のCIDR表記は何ですか?
A: /27です。これはネットワーク部が27ビット、ホスト部が5ビットであることを示します。
A: /27です。これはネットワーク部が27ビット、ホスト部が5ビットであることを示します。
Q: ホストアドレスとは何ですか?
A: ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除いた、ネットワーク内の個々の端末を識別するためのアドレス部分です。
A: ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除いた、ネットワーク内の個々の端末を識別するためのアドレス部分です。
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