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情報処理安全確保支援士試験 2012年 春期 午前2 問17
無線LAN で用いられる SSID の説明として、適切なものはどれか。
ア:48ビットのネットワーク識別子であり, アクセスポイントの MAC アドレスと一致する。
イ:48ビットのホスト識別子であり, 有線LAN の MAC アドレスと同様の働きをする。
ウ:最長 32 オクテットのネットワーク識別子であり,接続するアクセスポイントの選択に用いられる。(正解)
エ:最長32 オクテットのホスト識別子であり, ネットワーク上で一意である。
解説
無線LANで用いられるSSIDの説明【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:SSIDは最長32オクテットのネットワーク識別子で、接続先アクセスポイントの選択に使われます。
- 根拠:SSIDは無線LANのネットワーク名として機能し、ユーザーが接続先を識別するための文字列です。
- 差がつくポイント:MACアドレスと混同せず、SSIDが「ネットワーク名」であることを正確に理解することが重要です。
正解の理由
選択肢ウは「最長32オクテットのネットワーク識別子であり、接続するアクセスポイントの選択に用いられる」と述べており、SSIDの定義に合致しています。SSIDは無線LANのネットワーク名であり、ユーザーがどのアクセスポイントに接続するかを決めるための識別子です。長さは最大32バイト(オクテット)で、英数字や記号を含む文字列として設定されます。
よくある誤解
SSIDはMACアドレスのような物理アドレスではなく、ネットワーク名であるため、48ビットの識別子ではありません。SSIDとMACアドレスを混同しやすい点に注意が必要です。
解法ステップ
- SSIDの役割を確認する(ネットワーク識別子であること)。
- SSIDの長さの上限を覚える(最長32オクテット)。
- MACアドレスとの違いを理解する(MACは物理アドレスで48ビット)。
- 選択肢の説明がSSIDの定義に合致しているかを検証する。
- 「ネットワーク識別子で接続先選択に用いる」という説明が正しい選択肢を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 48ビットのネットワーク識別子でMACアドレスと一致するとあるが、SSIDはMACアドレスとは別の文字列であり一致しません。
- イ: 48ビットのホスト識別子でMACアドレスと同様の働きとあるが、SSIDはホスト識別子ではなくネットワーク名です。
- ウ: 最長32オクテットのネットワーク識別子で接続先選択に用いられるため正解。
- エ: 最長32オクテットのホスト識別子でネットワーク上で一意とあるが、SSIDはホスト識別子ではなくネットワーク識別子です。
補足コラム
SSID(Service Set Identifier)は無線LANのネットワーク名であり、ユーザーが複数のアクセスポイントの中から接続先を選ぶ際に表示されます。SSIDはブロードキャストされることが多く、隠す設定も可能ですが、隠しても完全なセキュリティ対策にはなりません。SSIDはネットワークの識別に使われるため、同じSSIDを複数のアクセスポイントで使うこともあります(例:同一ネットワークの拡張)。
FAQ
Q: SSIDは何の略ですか?
A: Service Set Identifierの略で、無線LANのネットワーク名を指します。
A: Service Set Identifierの略で、無線LANのネットワーク名を指します。
Q: SSIDはどのような形式で設定されますか?
A: 最大32オクテットの文字列で、英数字や記号を含めることができます。
A: 最大32オクテットの文字列で、英数字や記号を含めることができます。
Q: MACアドレスとSSIDは同じものですか?
A: いいえ。MACアドレスは物理的な機器の識別子で48ビットの固定長ですが、SSIDはネットワーク名の文字列です。
A: いいえ。MACアドレスは物理的な機器の識別子で48ビットの固定長ですが、SSIDはネットワーク名の文字列です。
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