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情報処理安全確保支援士試験 2014年 秋期 午前2 問22
テストで使用されるスタブ又はドライバの説明のうち、適切なものはどれか。
ア:スタブは,テスト対象モジュールからの戻り値を表示・印刷する。
イ:スタブは,テスト対象モジュールを呼び出すモジュールである。
ウ:ドライバは,テスト対象モジュールから呼び出されるモジュールである。
エ:ドライバは,引数を渡してテスト対象モジュールを呼び出す。(正解)
解説
テストで使用されるスタブ又はドライバの説明のうち、適切なものはどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:ドライバはテスト対象モジュールを呼び出し、引数を渡して動作を検証する役割を持ちます。
- 根拠:ドライバは上位モジュールの代替として機能し、テスト対象モジュールを起動する役割があるためです。
- 差がつくポイント:スタブとドライバの役割の違いを正確に理解し、どちらが呼び出す側かを区別できることが重要です。
正解の理由
選択肢エ「ドライバは、引数を渡してテスト対象モジュールを呼び出す。」が正解です。
ドライバはテスト対象モジュールの上位モジュールの代わりに動作し、テスト対象モジュールを呼び出して引数を渡し、動作を検証します。
一方、スタブは下位モジュールの代替として、テスト対象モジュールから呼び出される側です。
ドライバはテスト対象モジュールの上位モジュールの代わりに動作し、テスト対象モジュールを呼び出して引数を渡し、動作を検証します。
一方、スタブは下位モジュールの代替として、テスト対象モジュールから呼び出される側です。
よくある誤解
スタブとドライバの役割を逆に覚えてしまい、どちらが呼び出す側か混同することが多いです。
また、スタブが戻り値を表示するという誤ったイメージもあります。
また、スタブが戻り値を表示するという誤ったイメージもあります。
解法ステップ
- スタブとドライバの定義を確認する。
- スタブはテスト対象モジュールから呼び出される下位モジュールの代替であることを理解する。
- ドライバはテスト対象モジュールを呼び出す上位モジュールの代替であることを確認する。
- 選択肢の説明と役割を照らし合わせて正しいものを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア:スタブは戻り値を表示・印刷する役割はなく、下位モジュールの代替として呼び出されるだけです。
- イ:スタブはテスト対象モジュールを呼び出すのではなく、呼び出される側です。
- ウ:ドライバはテスト対象モジュールを呼び出す側であり、呼び出される側ではありません。
- エ:ドライバは引数を渡してテスト対象モジュールを呼び出すため正しい説明です。
補足コラム
スタブとドライバはモジュール単位の単体テストでよく使われるテスト用の代替モジュールです。
スタブは下位モジュールが未完成の場合に代わりの戻り値を返し、ドライバは上位モジュールが未完成の場合にテスト対象モジュールを起動します。
これにより、モジュール単位で独立したテストが可能になります。
スタブは下位モジュールが未完成の場合に代わりの戻り値を返し、ドライバは上位モジュールが未完成の場合にテスト対象モジュールを起動します。
これにより、モジュール単位で独立したテストが可能になります。
FAQ
Q: スタブとドライバはどちらがテスト対象モジュールを呼び出しますか?
A: ドライバがテスト対象モジュールを呼び出し、スタブは呼び出される側です。
A: ドライバがテスト対象モジュールを呼び出し、スタブは呼び出される側です。
Q: スタブは何のために使われますか?
A: スタブは下位モジュールが未完成の際に、テスト対象モジュールからの呼び出しに対して仮の戻り値を返すために使います。
A: スタブは下位モジュールが未完成の際に、テスト対象モジュールからの呼び出しに対して仮の戻り値を返すために使います。
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