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情報処理安全確保支援士試験 2014年 春期 午前2 問19
VoIP においてユーザエージェント間のセッションの確立、変更、切断を行うプロトコルはどれか。
ア:RTCP(正解)
イ:RTP
ウ:SDP
エ:SIP
解説
VoIPにおいてユーザエージェント間のセッションの確立、変更、切断を行うプロトコルはどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:VoIPのセッション管理にはエ: SIPが使われます。
- 根拠:SIPはセッションの確立、変更、切断を制御するためのシグナリングプロトコルです。
- 差がつくポイント:RTPはメディアの伝送、RTCPは品質管理、SDPはメディア情報の記述に使われる点を正確に理解しましょう。
正解の理由
SIP(Session Initiation Protocol)は、VoIPにおいてユーザエージェント間の通話やビデオ会議などのセッションを開始、変更、終了するためのシグナリングプロトコルです。
これに対し、RTPは音声や映像のリアルタイム伝送、RTCPはRTPの品質管理、SDPはセッションのメディア情報を記述するためのフォーマットであり、セッションの制御自体は行いません。
したがって、セッションの確立や切断を行うプロトコルとして正しいのはエ: SIPです。
これに対し、RTPは音声や映像のリアルタイム伝送、RTCPはRTPの品質管理、SDPはセッションのメディア情報を記述するためのフォーマットであり、セッションの制御自体は行いません。
したがって、セッションの確立や切断を行うプロトコルとして正しいのはエ: SIPです。
よくある誤解
RTPやRTCPがセッション制御も行うと誤解されがちですが、これらはメディアの伝送や品質管理に特化しています。
SDPはセッションの詳細を記述するだけで、制御機能は持ちません。
SDPはセッションの詳細を記述するだけで、制御機能は持ちません。
解法ステップ
- 問題文の「セッションの確立、変更、切断」に注目する。
- 各選択肢の役割を整理する。
- RTPはメディア伝送、RTCPは品質管理、SDPはメディア情報記述であることを確認。
- セッション制御を行うプロトコルがSIPであると判断する。
- 正解をエ: SIPと決定する。
選択肢別の誤答解説
- ア: RTCP
音声・映像の品質管理を行うプロトコルであり、セッションの制御はしません。 - イ: RTP
音声や映像のリアルタイム伝送を担うプロトコルで、セッションの確立や切断は行いません。 - ウ: SDP
セッションのメディア情報(コーデックやポート番号など)を記述するフォーマットで、制御機能はありません。 - エ: SIP
セッションの確立、変更、切断を行うシグナリングプロトコルであり、VoIPの基本的な制御を担います。
補足コラム
SIPはHTTPに似たテキストベースのプロトコルで、ユーザエージェント間の呼制御を柔軟に行えます。
また、SIPはNAT越えや認証、登録機能も持ち、VoIPサービスの基盤として広く採用されています。
RTPとRTCPは実際の音声・映像データの伝送と品質監視を担当し、SDPはSIPメッセージ内で使われることが多いです。
また、SIPはNAT越えや認証、登録機能も持ち、VoIPサービスの基盤として広く採用されています。
RTPとRTCPは実際の音声・映像データの伝送と品質監視を担当し、SDPはSIPメッセージ内で使われることが多いです。
FAQ
Q: RTPとRTCPの違いは何ですか?
A: RTPは音声や映像のリアルタイム伝送を行い、RTCPはその伝送品質を監視・報告するためのプロトコルです。
A: RTPは音声や映像のリアルタイム伝送を行い、RTCPはその伝送品質を監視・報告するためのプロトコルです。
Q: SDPはどのように使われますか?
A: SDPはセッションのメディア情報(コーデック、IPアドレス、ポート番号など)を記述し、SIPメッセージ内で交換されます。
A: SDPはセッションのメディア情報(コーデック、IPアドレス、ポート番号など)を記述し、SIPメッセージ内で交換されます。
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