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情報処理安全確保支援士試験 2015年 春期 午前2 問20
HTTPのヘッダ部で指定するものはどれか。
ア:HTMLバージョン情報(DOCTYPE宣言)
イ:POSTリクエストのエンティティボディ(POSTデータ)
ウ:WebサーバとWebブラウザ間の状態を管理するクッキー(Cookie)(正解)
エ:Webページのタイトル(
解説
HTTPのヘッダ部で指定するものはどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:HTTPヘッダ部で指定されるのはWebサーバとブラウザ間の状態管理に使うCookieです。
- 根拠:HTTPヘッダは通信のメタ情報を伝達し、Cookieは状態管理用のヘッダとして送受信されます。
- 差がつくポイント:HTMLタグやPOSTデータはヘッダ部ではなく本文やHTML文書内で指定されるため混同しないことが重要です。
正解の理由
HTTP通信はヘッダ部とボディ部に分かれます。ヘッダ部は通信の制御情報やメタデータを含み、Cookieはユーザの状態を管理するためにHTTPヘッダの一部として送信されます。
一方、DOCTYPE宣言や
一方、DOCTYPE宣言や
よくある誤解
DOCTYPE宣言や
解法ステップ
- HTTP通信の構造を理解し、ヘッダ部とボディ部の役割を区別する。
- 各選択肢がヘッダ部で指定される情報かどうかを判断する。
- CookieがHTTPヘッダの一部であることを確認する。
- HTMLタグやPOSTデータはヘッダ部ではなく本文やHTML内の要素であると認識する。
- 正解の選択肢を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: DOCTYPE宣言はHTML文書の最初に書かれ、HTMLのバージョンや種類を示すタグであり、HTTPヘッダではありません。
- イ: POSTリクエストのエンティティボディはHTTPのボディ部に含まれ、ヘッダ部ではありません。
- ウ: CookieはHTTPヘッダの一部として送受信され、状態管理に使われるため正解です。
- エ:
補足コラム
HTTPヘッダはリクエストヘッダとレスポンスヘッダに分かれ、Cookieは「Cookie」ヘッダ(リクエスト時)や「Set-Cookie」ヘッダ(レスポンス時)として送信されます。これにより、ユーザのログイン状態やセッション情報を管理できます。
FAQ
Q: CookieはどのようにHTTP通信で送られますか?
A: ブラウザはサーバから受け取った「Set-Cookie」ヘッダを保存し、次回以降のリクエストで「Cookie」ヘッダとして送信します。
A: ブラウザはサーバから受け取った「Set-Cookie」ヘッダを保存し、次回以降のリクエストで「Cookie」ヘッダとして送信します。
Q: POSTデータはHTTPのどこに含まれますか?
A: POSTデータはHTTPリクエストのボディ部に含まれ、ヘッダ部とは別の領域です。
A: POSTデータはHTTPリクエストのボディ部に含まれ、ヘッダ部とは別の領域です。
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