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情報処理安全確保支援士試験 2018年 秋期 午前2 問20
日本国内において、無線LANの規格IEEE802.11n及びIEEE802.11acで使用される周波数帯域の組合せとして、適切なものはどれか。

ア:
イ:
ウ:(正解)
エ:
解説
IEEE802.11n及びIEEE802.11acの周波数帯域の組合せ【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:IEEE802.11nは2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応し、IEEE802.11acは5GHz帯のみ対応しています。
- 根拠:IEEE802.11nは旧規格で2.4GHz帯の混雑を避けるため5GHz帯も利用可能、IEEE802.11acは高速通信を重視し5GHz帯に特化しています。
- 差がつくポイント:2.4GHz帯の利用可否と5GHz帯の専用利用の違いを正確に理解することが重要です。
正解の理由
IEEE802.11nは2.4GHz帯と5GHz帯の両方を利用可能であり、互換性と通信環境の柔軟性を持っています。一方、IEEE802.11acは高速通信を実現するために5GHz帯に特化して設計されており、2.4GHz帯は使用しません。したがって、選択肢の中でIEEE802.11nが「2.4GHz帯、5GHz帯」、IEEE802.11acが「5GHz帯」となっているウが正解です。
よくある誤解
IEEE802.11acも2.4GHz帯を使うと思い込む誤解が多いですが、実際は5GHz帯専用です。IEEE802.11nは両方の帯域に対応しています。
解法ステップ
- IEEE802.11nの対応周波数帯を確認する(2.4GHz帯と5GHz帯の両方)。
- IEEE802.11acの対応周波数帯を確認する(5GHz帯のみ)。
- 選択肢の中から両規格の周波数帯の組合せが一致するものを選ぶ。
- 2.4GHz帯の有無に注目し、IEEE802.11acが2.4GHz帯を含む選択肢を除外する。
- IEEE802.11nが5GHz帯を含まない選択肢も除外し、正解を特定する。
選択肢別の誤答解説
- ア:IEEE802.11acが2.4GHz帯も使うと誤っているため不正解。
- イ:IEEE802.11nが2.4GHz帯と5GHz帯両方対応は正しいが、IEEE802.11acが2.4GHz帯のみは誤り。
- ウ:IEEE802.11nが2.4GHz帯と5GHz帯、IEEE802.11acが5GHz帯のみで正解。
- エ:IEEE802.11nが5GHz帯のみは誤り、2.4GHz帯も対応しているため不正解。
補足コラム
IEEE802.11nは2009年に策定され、2.4GHz帯の混雑を避けるため5GHz帯も利用可能にしました。IEEE802.11acは2013年に登場し、5GHz帯の広帯域を活用して最大通信速度を大幅に向上させています。5GHz帯は電波干渉が少なく高速通信に適していますが、障害物に弱い特徴があります。
FAQ
Q: IEEE802.11acはなぜ2.4GHz帯を使わないのですか?
A: 5GHz帯は電波干渉が少なく高速通信に適しているため、IEEE802.11acは5GHz帯に特化しています。
A: 5GHz帯は電波干渉が少なく高速通信に適しているため、IEEE802.11acは5GHz帯に特化しています。
Q: IEEE802.11nはどちらの周波数帯も使えますか?
A: はい、IEEE802.11nは2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応しています。
A: はい、IEEE802.11nは2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応しています。
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