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情報処理安全確保支援士試験 2019年 秋期 午前2 問23
マッシュアップを利用して Web コンテンツを表示する例として,最も適切なものはどれか。
ア:Web ブラウザにプラグインを組み込み、動画やアニメーションを表示する。
イ:地図上のカーソル移動に伴い,Web ページを切り替えずにスクロール表示する。
ウ:鉄道経路の探索結果上に,各鉄道会社の Web ページへのリンクを表示する。
エ:店舗案内の Web ページ上に,他のサイトが提供する地図検索機能を利用して出力された情報を表示する。(正解)
解説
マッシュアップを利用して Web コンテンツを表示する例【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:マッシュアップとは複数の異なるWebサービスのデータや機能を組み合わせて新たな価値を提供する技術であり、選択肢エが最も適切です。
- 根拠:他サイトの地図検索機能を自サイトに組み込み、独自の店舗案内と連携させることで、ユーザーに利便性の高い情報を一画面で提供できます。
- 差がつくポイント:単なるリンクやページ遷移ではなく、異なるサービスの機能を統合して一体的に表示する点がマッシュアップの本質です。
正解の理由
選択肢エは、店舗案内のWebページに他のサイトが提供する地図検索機能を組み込み、外部サービスの情報を自サイト内で表示しています。これは異なるWebサービスの機能を組み合わせて新たな価値を生み出す典型的なマッシュアップの例です。ユーザーはページ遷移せずに地図情報を確認でき、利便性が向上します。
よくある誤解
マッシュアップは単にリンクを貼ることや、ページ内でスクロール表示するだけではありません。異なるサービスのデータや機能を統合して新しいサービスを作ることが重要です。
解法ステップ
- マッシュアップの定義を確認する(複数のWebサービスを組み合わせること)。
- 各選択肢が単なる表示か、機能統合かを判断する。
- 外部サービスの機能を自サイトに組み込んでいる選択肢を探す。
- それが選択肢エであることを確認し、正解とする。
選択肢別の誤答解説
- ア: プラグインを組み込んで動画やアニメーションを表示するのは機能拡張だが、他サービスとの統合ではなくマッシュアップではない。
- イ: ページ遷移せずにスクロール表示するのはユーザーインターフェースの工夫であり、マッシュアップの定義に合わない。
- ウ: 鉄道経路の結果にリンクを表示するだけで、他サービスの機能やデータを統合しているわけではない。
- エ: 他サイトの地図検索機能を自サイトに組み込み、異なるサービスを統合しているためマッシュアップの典型例。
補足コラム
マッシュアップはAPI(Application Programming Interface)を活用して異なるサービスのデータや機能を連携させることが多いです。例えば、Google MapsのAPIを使って自社サイトに地図機能を組み込むケースが代表的です。これによりユーザーは複数のサイトを行き来せずに必要な情報を得られます。
FAQ
Q: マッシュアップと単なるリンク貼りの違いは何ですか?
A: マッシュアップは異なるサービスの機能やデータを統合して新しい価値を提供しますが、単なるリンクは別サイトへ移動するだけで統合ではありません。
A: マッシュアップは異なるサービスの機能やデータを統合して新しい価値を提供しますが、単なるリンクは別サイトへ移動するだけで統合ではありません。
Q: マッシュアップを実現するために必要な技術は?
A: 主にAPIの利用やJavaScriptなどのクライアントサイド技術を使い、外部サービスの機能を自サイトに組み込みます。
A: 主にAPIの利用やJavaScriptなどのクライアントサイド技術を使い、外部サービスの機能を自サイトに組み込みます。
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