解説

DHCPサーバへの最初の問合せの宛先IPアドレスは？【午前2 解説】

要点まとめ

• 結論：PCからDHCPサーバへの最初の問合せはブロードキャストアドレス「255.255.255.255」宛が適切です。
• 根拠：PCは自身のIPアドレスもサブネット情報も未取得であり、DHCPサーバの所在ネットワークも不明なため、全ネットワークに届くブロードキャスト送信が必要です。
• 差がつくポイント：DHCPリレーエージェントがルータで動作している場合、PCは直接DHCPサーバのIPを知らずとも「255.255.255.255」宛に送信し、ルータが中継してくれる点を理解することが重要です。

正解の理由

よくある誤解

解法ステップ

1. PCはIPアドレスもサブネット情報も未取得の状態を確認する。
2. DHCPサーバが別サブネット（192.168.2.0/24）に存在することを把握する。
3. PCは自身のサブネット情報がないため、宛先IPを特定できない。
4. DHCPの最初の問合せは限定ブロードキャスト「255.255.255.255」宛に送信される。
5. ルータのDHCPリレーエージェントがこのブロードキャストを受け取り、DHCPサーバへ転送する。

選択肢別の誤答解説

• ア: 192.168.1.0
  → ネットワークアドレスはホスト宛先として使えず、PCがまだIPを持たないため送信できません。
• イ: 192.168.1.255
  → PCのサブネットのブロードキャストアドレスですが、DHCPサーバは別サブネットにいるため届きません。
• ウ: 192.168.2.255
  → DHCPサーバのサブネットのブロードキャストアドレスですが、PCは自サブネット情報を知らず送信できません。
• エ: 255.255.255.255
  → PCがIP未設定時に使う限定ブロードキャストアドレスで、DHCPリレーエージェントが中継するため正解です。

補足コラム

FAQ