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情報処理安全確保支援士試験 2022年 春期 午前2 問04
パスワードに使用できる文字の種類の数をM、パスワードの文字数をnとするとき、設定できるパスワードの理論的な総数を求める数式はどれか。
ア:(正解)
イ:
ウ:
エ:
解説
パスワードの理論的総数の求め方【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:パスワードの総数は「文字の種類数 の 乗」、すなわち で表されます。
- 根拠:各文字位置に 種類の文字が独立して選べるため、組み合わせは掛け算で計算します。
- 差がつくポイント:順列や組み合わせの公式と混同せず、文字の重複使用が可能かどうかを正しく理解することが重要です。
正解の理由
パスワードは 文字からなり、各文字は 種類の中から選べます。文字の重複使用が許されるため、1文字目に 通り、2文字目も 通り…と独立して選べます。したがって、総数は となります。
他の選択肢は順列や組み合わせの公式であり、文字の重複を許さない場合の計算式です。
他の選択肢は順列や組み合わせの公式であり、文字の重複を許さない場合の計算式です。
よくある誤解
パスワードの文字は重複して使えるため、順列や組み合わせの公式を使うのは誤りです。重複不可と誤解して計算する受験者が多いです。
解法ステップ
- パスワードの文字数 と文字の種類数 を確認する。
- 文字の重複使用が可能かどうかを判断する(パスワードは通常可能)。
- 重複使用可能なら、各文字位置に 通りの選択肢があるため、総数は 。
- 重複不可なら順列や組み合わせの公式を検討するが、問題文にその指定がなければ重複可と判断。
- 選択肢の中から を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア:
正解。重複使用可能な文字列の総数を表す。 - イ:
順列の公式。重複不可で順序を考慮する場合の計算式。パスワードの重複使用を考慮していない。 - ウ:
組み合わせの公式。順序を考慮せず、重複不可の場合の選び方。パスワードの性質に合わない。 - エ:
ウと同じ組み合わせの公式で誤り。
補足コラム
パスワードの総数を計算する際は「重複あり・順序あり」の場合は 、重複なし・順序ありは順列、重複なし・順序なしは組み合わせの公式を使います。パスワードは通常、同じ文字を何度でも使えるため が基本です。
FAQ
Q: パスワードの文字が重複不可ならどう計算しますか?
A: その場合は順列の公式 を使いますが、通常のパスワード設定では重複可能です。
A: その場合は順列の公式 を使いますが、通常のパスワード設定では重複可能です。
Q: 組み合わせの公式はパスワードに使えますか?
A: 組み合わせは順序を考慮しないため、パスワードのように順序が重要な場合は使いません。
A: 組み合わせは順序を考慮しないため、パスワードのように順序が重要な場合は使いません。
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