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情報処理安全確保支援士試験 2022年 春期 午前2 問19
インターネットに接続されたPCの時刻合わせに使用されるプロトコルはどれか。
ア:NNTP
イ:RTCP
ウ:SNTP(正解)
エ:TFTP
解説
インターネットに接続されたPCの時刻合わせに使用されるプロトコルはどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:PCの時刻合わせにはSNTPが使われる。
- 根拠:SNTPはNTPの簡易版で、時刻同期に特化したプロトコルだから。
- 差がつくポイント:他の選択肢は時刻同期以外の用途であり、時刻合わせに特化している点を理解すること。
正解の理由
ウ: SNTPは「Simple Network Time Protocol」の略で、インターネット上でPCの時計を正確に合わせるために使われるプロトコルです。NTP(Network Time Protocol)の簡易版であり、時刻情報の取得と同期に特化しています。これにより、PCの内部時計を正確に保つことが可能です。
よくある誤解
NNTPはニュース配信、RTCPはメディアストリーミングの制御、TFTPはファイル転送に使われるため、時刻合わせには適しません。
解法ステップ
- 問題文から「時刻合わせに使用されるプロトコル」を特定する。
- 各選択肢のプロトコルの用途を思い出す。
- 時刻同期に関連するプロトコルはNTP系であることを確認。
- SNTPがNTPの簡易版で時刻合わせに使われることを選択肢から選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: NNTP
ニュースグループの配信に使われるプロトコルで、時刻同期とは無関係です。 - イ: RTCP
リアルタイム通信の品質管理用プロトコルで、時刻合わせの機能はありません。 - ウ: SNTP
正解。時刻同期に特化したプロトコルで、PCの時計合わせに使われます。 - エ: TFTP
軽量なファイル転送プロトコルで、時刻同期とは関係ありません。
補足コラム
NTPは非常に高精度な時刻同期を実現するプロトコルですが、SNTPはその簡易版として、リソースが限られた環境や単純な同期に使われます。SNTPはNTPと互換性があり、一般的なPCの時刻合わせに広く利用されています。
FAQ
Q: SNTPとNTPの違いは何ですか?
A: NTPは高精度で複雑な時刻同期を行うのに対し、SNTPは簡易的でリソース消費が少ない同期を行います。
A: NTPは高精度で複雑な時刻同期を行うのに対し、SNTPは簡易的でリソース消費が少ない同期を行います。
Q: PCの時刻がずれると何が問題ですか?
A: ファイルのタイムスタンプやセキュリティ証明書の検証、ログの正確性に影響し、システム運用に支障をきたします。
A: ファイルのタイムスタンプやセキュリティ証明書の検証、ログの正確性に影響し、システム運用に支障をきたします。
関連キーワード: SNTP, NTP, 時刻同期, プロトコル, PC時計合わせ