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情報処理安全確保支援士試験 2024年 秋期 午前2 問01
RADIUSやDiameterが提供するAAAフレームワークの構成要素は、認証(Authentication)、認可(Authorization)と、もう一つはどれか。
ア:Accounting(正解)
イ:Activation
ウ:Audit
エ:Augmented Reality
解説
RADIUSやDiameterが提供するAAAフレームワークの構成要素は、認証(Authentication)、認可(Authorization)と、もう一つはどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:AAAフレームワークの3つ目の要素は「Accounting(課金・記録)」です。
- 根拠:RADIUSやDiameterは認証、認可に加え、利用状況の記録を行うAccounting機能を持ちます。
- 差がつくポイント:ActivationやAuditではなく、利用者の行動を記録し管理するAccountingが正解です。
正解の理由
AAAフレームワークは「Authentication(認証)」「Authorization(認可)」「Accounting(課金・記録)」の3つの要素で構成されます。RADIUSやDiameterはこれらを提供し、ネットワークアクセスの管理を行います。Accountingは利用者の接続時間や使用量などを記録し、課金や監査に利用されるため、AAAの重要な構成要素です。
よくある誤解
Accountingを「Audit(監査)」や「Activation(起動)」と混同しやすいですが、AAAのAccountingは利用状況の記録に特化しています。
解法ステップ
- AAAの意味を確認する(Authentication, Authorization, Accounting)。
- RADIUSやDiameterの役割を理解する。
- 選択肢の意味を整理し、AAAの3要素に該当するものを選ぶ。
- 「Accounting」が利用状況の記録であることを確認する。
- 他の選択肢がAAAの要素に該当しないことを確認して正解を決定する。
選択肢別の誤答解説
- ア: Accountingは利用者の接続や使用状況を記録し、課金や監査に用いられるため正解です。
- イ: Activationは「起動」や「有効化」を意味し、AAAの構成要素ではありません。
- ウ: Auditは「監査」を意味しますが、AAAのAccountingとは異なり、直接的な利用状況の記録ではありません。
- エ: Augmented Realityは「拡張現実」の意味で、ネットワーク管理とは無関係です。
補足コラム
RADIUS(Remote Authentication Dial-In User Service)は主に認証と認可に加え、Accounting機能も提供し、ISPや企業ネットワークで広く使われています。DiameterはRADIUSの後継プロトコルで、より拡張性と信頼性が高い設計です。AAAはネットワークセキュリティの基本概念として重要で、特にクラウドやモバイル環境でのアクセス管理に欠かせません。
FAQ
Q: AAAのAccountingは具体的にどんな情報を記録しますか?
A: 接続開始・終了時間、使用データ量、サービス利用状況などを記録し、課金や監査に利用されます。
A: 接続開始・終了時間、使用データ量、サービス利用状況などを記録し、課金や監査に利用されます。
Q: RADIUSとDiameterの違いは何ですか?
A: DiameterはRADIUSの後継で、拡張性や信頼性、セキュリティ機能が強化されています。
A: DiameterはRADIUSの後継で、拡張性や信頼性、セキュリティ機能が強化されています。
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