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情報処理安全確保支援士試験 2024年 春期 午前2 問21
“人事”表に対して次のSQL文を実行したとき、結果として得られる社員番号はどれか。
ア：1, 2, 5
イ：1, 3, 5
ウ：1, 3, 4, 5
エ：1, 5（正解）
解説
この問題では、「人事」表の中から特定の条件を満たす社員番号を抽出するSQL文を理解し、正しい結果を選ぶ必要があります。
SQL文の確認
SELECT 社員番号 FROM 人事
WHERE (勤続年数 > 10 OR 年齢 > 28)
AND 所属 = '総務部'
このSQLは以下の条件を満たす行から、社員番号を抽出しています。
-
(勤続年数 > 10 OR 年齢 > 28)：
勤続年数が10年以上、または年齢が29歳以上である社員 -
所属 = '総務部'：
所属部署が「総務部」である社員
この2つの条件はANDで結ばれているため、両方の条件を満たす社員だけを選びます。
「人事」表のデータ確認
条件を満たす社員の抽出
1. 所属が「総務部」の社員
- 社員番号 1 （勤続13年、年齢31歳）
- 社員番号 2 （勤続5年、年齢28歳）
- 社員番号 5 （勤続7年、年齢29歳）
社員番号3、4は所属が「人事部」「営業部」なので除外します。
2. (勤続年数 > 10 OR 年齢 > 28) の条件を「総務部」の社員に当てはめる
-
社員番号1
勤続年数13 > 10 → ○
年齢31 > 28 → ○
→ 条件を満たす -
社員番号2
勤続年数5 > 10 → ×
年齢28 > 28 → × （28は > ではなく > 28 なので含まれない）
→ 条件を満たさない -
社員番号5
勤続年数7 > 10 → ×
年齢29 > 28 → ○
→ 条件を満たす
結論
- 条件を満たす「総務部」の社員は、社員番号 1 と 5 です。
正解選択肢の確認
- ア: 1, 2, 5 → 社員番号2は条件を満たしていないので誤り
- イ: 1, 3, 5 → 社員番号3は「総務部」ではないため誤り
- ウ: 1, 3, 4, 5 → 社員番号3,4は「総務部」ではないため誤り
- エ: 1, 5 → 正しい
まとめ
SQL文の条件を正しく理解して、まず部署を絞り、その中で勤続年数または年齢の条件に合う社員を確認することがポイントです。今回の条件は
ですので、この条件を満たす社員番号は 1 と 5 であると判断できます。