システムアーキテクト試験 2009年 午前221


シリアルATAの説明として、適切なものはどれか。
PCと周辺機器とを結ぶがシリアルインタフェースであり、磁気ディスク装置、DVDドライブなどの高速な周辺機器を接続する。(正解)
PCと通信機器とを結ぶシリアルインタフェースであり、ルータ又はモデムを接続する。
PCとディジタルAV機器とを結ぶシリアルインタフェースであり、セットトップボックス、DVDプレーヤなどを接続する。
PCと周辺機器とを結ぶシリアルインタフェースであり、キーボード、マウス、スピーカ、プリンタ、CD-RWドライブなど多岐にわたる周辺機器を接続する。

解説

シリアルATAの説明として、適切なものはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:シリアルATAはPCと高速な磁気ディスク装置やDVDドライブを接続するシリアルインタフェースです。
  • 根拠:シリアルATAは主に内蔵ストレージデバイス向けに設計され、高速転送と信頼性を重視しています。
  • 差がつくポイント:周辺機器の種類や用途、接続対象の機器の特徴を正確に理解することが重要です。

正解の理由

シリアルATA(Serial ATA)は、主にパソコン内部のハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)、DVDドライブなどの高速ストレージデバイスを接続するためのシリアルインタフェースです。
選択肢イは「PCと周辺機器とを結ぶがシリアルインタフェースであり、磁気ディスク装置、DVDドライブなどの高速な周辺機器を接続する」とあり、シリアルATAの用途と接続対象を正確に表しています。

よくある誤解

シリアルATAはUSBやIEEE1394のような汎用周辺機器接続用インタフェースと混同されやすいですが、主に内蔵ストレージ向けの専用インタフェースです。

解法ステップ

  1. シリアルATAの主な用途を確認する(内蔵ストレージ接続用)。
  2. 選択肢の接続対象機器を比較し、ストレージ関連かどうかを判断する。
  3. シリアルATAが高速なデータ転送を特徴とすることを踏まえ、適切な選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: キーボードやマウスなど多岐にわたる周辺機器を接続するのはUSBなどの汎用インタフェースであり、シリアルATAではありません。
  • イ: 正解。磁気ディスク装置やDVDドライブなど高速ストレージ機器を接続するシリアルインタフェースであるため適切です。
  • ウ: ルータやモデムなど通信機器を接続するのはシリアル通信やEthernetなどであり、シリアルATAの用途ではありません。
  • エ: デジタルAV機器を接続するのはHDMIやIEEE1394(FireWire)などであり、シリアルATAとは異なります。

補足コラム

シリアルATAは従来のパラレルATA(PATA)に比べて配線がシンプルで高速なデータ転送が可能です。現在ではSSDの接続にも広く使われており、ストレージ性能向上に大きく貢献しています。

FAQ

Q: シリアルATAとUSBの違いは何ですか?
A: シリアルATAは主に内蔵ストレージ接続用の高速インタフェースで、USBは汎用の外部周辺機器接続用インタフェースです。
Q: シリアルATAはどのような機器に使われますか?
A: ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、DVDドライブなどの高速ストレージ機器に使われます。

関連キーワード: シリアルATA, SATA, ストレージインタフェース, ハードディスク接続, 高速データ転送
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