システムアーキテクト試験 2012年 午前201


DFDで用いられる図形要素を列記したものはどれか。
源泉と吸収、データフロー、プロセス(正解)
関連、実体、データストア
関連、データストア、データフロー
源泉と吸収、実体、プロセス

解説

DFDで用いられる図形要素を列記したものはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:DFDの基本図形要素は「源泉と吸収」「データフロー」「プロセス」であるため、正解はエです。
  • 根拠:DFDはシステムのデータの流れを視覚的に表現し、外部エンティティ(源泉と吸収)、処理(プロセス)、データの流れ(データフロー)を示します。
  • 差がつくポイント:DFDの図形要素とER図の要素を混同しないことが重要で、関連や実体はER図の用語でありDFDには含まれません。

正解の理由

DFD(Data Flow Diagram)は、システムのデータの流れを表す図で、主に3つの図形要素を使います。
  1. 源泉と吸収(外部エンティティ):システムの外部にあるデータの発生源や受け手を示します。
  2. データフロー:データの流れを矢印で表現します。
  3. プロセス:データを処理する機能や作業を示す円や楕円形の図形です。
    これらがDFDの基本要素であり、選択肢エが正しい組み合わせです。

よくある誤解

DFDの図形要素に「関連」や「実体」が含まれると誤解しやすいですが、これらはER図の用語でありDFDとは異なります。
また、「データストア」はDFDの要素の一つですが、選択肢エには含まれていませんが、問題文の選択肢の中で最も基本的な要素の組み合わせが正解です。

解法ステップ

  1. DFDの基本図形要素を確認する(源泉と吸収、データフロー、プロセス)。
  2. 選択肢の用語がDFDの要素かどうかを判別する。
  3. ER図や他の図で使われる用語(関連、実体)を除外する。
  4. 最も基本的なDFDの要素を含む選択肢を選ぶ。
  5. 正解は「エ」であることを確認する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 「関連」「実体」「データストア」はER図の要素であり、DFDの図形要素ではありません。
  • イ: 「関連」はDFDに存在せず、「データストア」はDFDの要素ですが「関連」が誤りです。
  • ウ: 「源泉と吸収」「実体」「プロセス」は「実体」がER図用語であり誤りです。
  • エ: 「源泉と吸収」「データフロー」「プロセス」はDFDの基本図形要素で正解です。

補足コラム

DFDには「データストア」という要素もあります。これはシステム内でデータを保存する場所を示しますが、問題文の選択肢の中では「データストア」を含む選択肢は誤りの用語と混在しているため、最も基本的な要素の組み合わせを選ぶことが重要です。
また、DFDはシステム分析や設計でデータの流れを理解するために使われ、ER図はデータベース設計でエンティティとその関係を表現します。両者の用語を混同しないことが合格の鍵です。

FAQ

Q: DFDの「源泉と吸収」とは何ですか?
A: システムの外部にあるデータの発生源や受け手を指し、外部エンティティとも呼ばれます。
Q: DFDとER図の違いは何ですか?
A: DFDはデータの流れを表し、ER図はデータの構造や関係性を表します。用語や図形要素が異なります。
Q: 「データストア」はDFDの要素ですか?
A: はい、データストアはDFDの要素の一つで、データの保存場所を示しますが、問題文の選択肢では正しい組み合わせではありません。

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