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システムアーキテクト試験 2012年 午前2 問13
マッシュアップに該当するものはどれか。
ア:既存のプログラムから、そのプログラムの仕様を導き出す。
イ:既存のプログラムを部品化し、それらの部品を組み合わせて、新規プログラムを開発する。
ウ:クラスライブラリを利用して、新規プログラムを開発する。
エ:公開されている複数のサービスを利用して、新たなサービスを提供する。(正解)
解説
マッシュアップに該当するものはどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:マッシュアップとは複数の公開サービスを組み合わせて新たなサービスを作る手法です。
- 根拠:Web APIや公開データを活用し、既存のサービスを融合させることで新しい価値を生み出します。
- 差がつくポイント:単なるプログラムの部品化やライブラリ利用ではなく、異なるサービスの連携に注目することが重要です。
正解の理由
選択肢エは「公開されている複数のサービスを利用して、新たなサービスを提供する」とあり、これはマッシュアップの定義に完全に合致します。マッシュアップは異なるWebサービスやAPIを組み合わせて新しい機能やサービスを作る技術であり、単一のプログラムやライブラリの利用とは異なります。
よくある誤解
マッシュアップを単に既存プログラムの部品化やライブラリ利用と混同しがちですが、重要なのは異なるサービスの連携による新規サービスの創出です。
解法ステップ
- マッシュアップの定義を確認する(複数のサービスやデータを組み合わせること)。
- 各選択肢の内容をマッシュアップの定義と照らし合わせる。
- 「複数の公開サービスを利用して新たなサービスを提供する」選択肢を特定する。
- 他の選択肢が単一プログラムやライブラリ利用であることを確認し除外する。
- 正解を選択肢エと判断する。
選択肢別の誤答解説
- ア: 既存プログラムの仕様を導き出す行為はリバースエンジニアリングであり、マッシュアップとは無関係です。
- イ: 既存プログラムの部品化と組み合わせはコンポーネントベース開発で、マッシュアップの範囲外です。
- ウ: クラスライブラリの利用はプログラミングの基本技術であり、マッシュアップとは異なります。
- エ: 公開されている複数のサービスを利用して新たなサービスを提供する点がマッシュアップの本質です。
補足コラム
マッシュアップはWeb 2.0時代に普及した技術で、Google Maps APIを利用した地図サービスのカスタマイズなどが代表例です。APIの公開が進む現代では、異なるサービスを組み合わせることで迅速に新規サービスを開発できるため、ビジネスや開発現場で重要な技術となっています。
FAQ
Q: マッシュアップとAPIの違いは何ですか?
A: APIはサービスやプログラムの機能を外部から利用するためのインターフェースであり、マッシュアップは複数のAPIやサービスを組み合わせて新しいサービスを作る手法です。
A: APIはサービスやプログラムの機能を外部から利用するためのインターフェースであり、マッシュアップは複数のAPIやサービスを組み合わせて新しいサービスを作る手法です。
Q: マッシュアップはどのような分野で使われますか?
A: 地図情報、SNS、天気情報など異なる分野のサービスを組み合わせて新しい価値を提供するWebサービス開発で多く使われます。
A: 地図情報、SNS、天気情報など異なる分野のサービスを組み合わせて新しい価値を提供するWebサービス開発で多く使われます。
関連キーワード: マッシュアップ, Web API, コンポーネント開発, リバースエンジニアリング, サービス連携