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システムアーキテクト試験 2012年 午前2 問25
SSHの説明はどれか。
ア:MIMEを拡張した電子メールの暗号化とディジタル署名に関する標準
イ:オンラインショッピングで安全にクレジット決済を行うための仕様
ウ:対称暗号技術と非対称暗号技術を併用した電子メールの暗号化、復号の機能をもつ電子メールソフト
エ:リモートログインやリモートファイルコピーのセキュリティを強化したツール及びプロトコル(正解)
解説
SSHの説明はどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:SSHはリモートログインやファイル転送のセキュリティを強化するプロトコルです。
- 根拠:SSHは通信の暗号化と認証機能を備え、不正アクセスや盗聴を防止します。
- 差がつくポイント:SSHと電子メール暗号化や決済仕様との違いを正確に理解することが重要です。
正解の理由
選択肢エは「リモートログインやリモートファイルコピーのセキュリティを強化したツール及びプロトコル」とあり、SSHの本質を正確に表しています。SSHはSecure Shellの略で、ネットワーク越しの安全な操作環境を提供するために設計された通信プロトコルです。通信内容を暗号化し、認証を行うことで安全なリモートアクセスを実現します。
よくある誤解
SSHは電子メールの暗号化やオンライン決済の仕様ではありません。これらは別の技術やプロトコルが担当しています。
解法ステップ
- 問題文の「SSH」の意味を確認する。
- 各選択肢の説明内容を読み、SSHの特徴と照合する。
- SSHがリモートログインやファイル転送のセキュリティ強化に使われることを思い出す。
- 電子メール暗号化や決済仕様はSSHの役割ではないと判断する。
- 最も適切な説明である選択肢エを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: MIMEの拡張は電子メールの暗号化に関する技術であり、SSHとは無関係です。
- イ: オンラインショッピングの安全な決済はSSL/TLSなどのプロトコルが担当し、SSHではありません。
- ウ: 電子メールの暗号化機能を持つソフトの説明であり、SSHの用途とは異なります。
- エ: リモートログインやファイルコピーのセキュリティ強化を目的としたSSHの正しい説明です。
補足コラム
SSHは1995年にフィンランドの研究者によって開発され、TelnetやFTPのような平文通信の問題を解決しました。現在は多くのOSで標準搭載され、サーバ管理やクラウド環境での安全な操作に欠かせない技術です。
FAQ
Q: SSHとSSL/TLSの違いは何ですか?
A: SSHは主にリモートログインやファイル転送の安全確保に使われ、SSL/TLSはウェブ通信の暗号化に使われます。
A: SSHは主にリモートログインやファイル転送の安全確保に使われ、SSL/TLSはウェブ通信の暗号化に使われます。
Q: SSHはどのように認証を行いますか?
A: パスワード認証や公開鍵認証を用いてユーザーの正当性を確認します。
A: パスワード認証や公開鍵認証を用いてユーザーの正当性を確認します。
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