システムアーキテクト試験 2013年 午前201


UMLを使って図のクラスPを定義した。このクラスの操作のうち、公開可視性(public)をもつものはどれか
問題画像
操作A(正解)
操作B
操作C
全ての操作

解説

UMLを使って図のクラスPを定義した。このクラスの操作のうち、公開可視性(public)をもつものはどれか【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:公開可視性(public)を持つ操作は「+」記号で示され、図のクラスPでは「操作A」が該当します。
  • 根拠:UMLの可視性記号は「+」がpublic、「−」がprivate、「#」がprotectedを表し、操作名の前に記号が付いています。
  • 差がつくポイント:可視性記号の意味を正確に理解し、操作名と記号の対応を見落とさないことが重要です。

正解の理由

クラス図における操作の可視性は記号で表されます。
  • 「+」はpublic(公開)で、外部からアクセス可能な操作を示します。
  • 「−」はprivate(非公開)で、クラス内部のみで使用されます。
  • 「#」はprotected(保護)で、サブクラスからアクセス可能です。
    図のクラスPでは「+ 操作A」となっているため、公開可視性を持つ操作は「操作A」です。よって正解はです。

よくある誤解

「−」や「#」の操作も公開されていると誤解しやすいですが、これらはそれぞれprivateやprotectedであり外部からはアクセスできません。

解法ステップ

  1. UMLクラス図の可視性記号の意味を確認する。
  2. 図の操作名の前にある記号を読み取る。
  3. 「+」がpublicであることを確認し、該当する操作を特定する。
  4. 他の記号はpublicではないため除外する。
  5. 正しい操作名を選択肢から選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 全ての操作が公開とは限らず、privateやprotectedも含まれているため誤り。
  • イ: 操作Aは「+」でpublicを示しており正解。
  • ウ: 操作Bは「−」でprivateのため公開ではない。
  • エ: 操作Cは「#」でprotectedのため公開ではない。

補足コラム

UMLの可視性はクラス設計の基本であり、アクセス制御を明確にするために重要です。publicは外部から自由に呼び出せる操作、privateは内部専用、protectedは継承関係にあるクラスからアクセス可能と覚えましょう。

FAQ

Q: UMLの可視性記号は他にどんなものがありますか?
A: 「+」がpublic、「−」がprivate、「#」がprotected、「~」がpackage(同一パッケージ内)を示します。
Q: protectedの操作はどこからアクセス可能ですか?
A: 同じクラスとそのサブクラスからアクセス可能ですが、外部からはアクセスできません。

関連キーワード: UML, クラス図, 可視性, public, private, protected, 操作, アクセス制御
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