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システムアーキテクト試験 2016年 午前2 問03
DFDで用いられる図形要素を列記したものはどれか。
ウ:源泉と吸収、実体、プロセス
イ:関連、データストア、データフロー
エ:源泉と吸収、データフロー、プロセス(正解)
ア:関連、実体、データストア
解説
DFDで用いられる図形要素を列記したものはどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:DFDの基本図形要素は「源泉と吸収」「データフロー」「プロセス」である。
- 根拠:DFDはシステムのデータの流れと処理を視覚的に表現するため、これらの要素が必須となる。
- 差がつくポイント:用語の正確な理解とDFDの目的を踏まえ、関連や実体はER図の要素であることを区別すること。
正解の理由
DFD(Data Flow Diagram)は、システム内のデータの流れと処理を示す図であり、主に「源泉と吸収(外部エンティティ)」「データフロー」「プロセス(処理)」の3つの図形要素で構成されます。
- 「源泉と吸収」はシステムの外部からデータを出し入れする存在を示します。
- 「データフロー」はデータの流れを矢印で表現します。
- 「プロセス」はデータを処理する機能や作業を示します。
これらが揃って初めてDFDとして機能するため、選択肢エが正解です。
よくある誤解
「関連」や「実体」はER図の要素であり、DFDの図形要素ではありません。
「データストア」はDFDの要素の一つですが、選択肢に含まれていないため誤りです。
「データストア」はDFDの要素の一つですが、選択肢に含まれていないため誤りです。
解法ステップ
- DFDの目的を確認し、システムのデータの流れを表す図であることを理解する。
- DFDの基本図形要素(源泉と吸収、データフロー、プロセス)を思い出す。
- 選択肢の用語がDFDの要素かどうかを判別する。
- ER図の要素(関連、実体)やDFDの補助要素(データストア)と混同しない。
- 正しい3つの要素を含む選択肢を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 「関連」「実体」「データストア」はER図の要素であり、DFDの図形要素ではないため誤り。
- イ: 「関連」はDFDの要素ではなく、また「データストア」はDFDの要素だが「源泉と吸収」が抜けているため不完全。
- ウ: 「源泉と吸収」「実体」「プロセス」は「実体」がER図の要素であり、DFDの要素として誤り。
- エ: 「源泉と吸収」「データフロー」「プロセス」はDFDの基本図形要素であり正解。
補足コラム
DFDには「データストア」という要素もありますが、問題文では「列記したもの」として3つの要素を問われているため、基本の3要素に注目します。
また、DFDはシステム分析や設計でデータの流れを視覚化し、業務プロセスの理解や改善に役立ちます。
また、DFDはシステム分析や設計でデータの流れを視覚化し、業務プロセスの理解や改善に役立ちます。
FAQ
Q: DFDの「源泉と吸収」とは何ですか?
A: システムの外部に存在し、データをシステムに提供したり受け取ったりする外部エンティティのことです。
A: システムの外部に存在し、データをシステムに提供したり受け取ったりする外部エンティティのことです。
Q: 「データストア」はDFDの図形要素ではないのですか?
A: データストアはDFDの要素の一つですが、問題の選択肢には含まれておらず、基本3要素の理解が優先されます。
A: データストアはDFDの要素の一つですが、問題の選択肢には含まれておらず、基本3要素の理解が優先されます。
関連キーワード: DFD, データフロー図, システム分析, 外部エンティティ, プロセス, データストア