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システムアーキテクト試験 2017年 午前2 問22
図は、既存の電話機とPBXを使用した企業内の内線網を、IPネットワークに続合する場合の接続構成を示している。図中のa~cに該当する装置の適切な組合せはどれか


ウ:
エ:
ア:(正解)
イ:
解説
既存電話機とPBXをIPネットワークに接続する装置の組合せ【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:既存電話機からPBX、VoIPゲートウェイ、ルータの順で接続する構成が正解です。
- 根拠:PBXは内線網の中心装置、VoIPゲートウェイは音声信号のIP変換、ルータはIPネットワーク接続に必須です。
- 差がつくポイント:装置の役割と接続順序を正確に理解し、VoIPゲートウェイとルータの違いを明確に区別することが重要です。
正解の理由
正解はアの組合せです。電話機はまずPBXに接続され、PBXは内線交換を管理します。次にVoIPゲートウェイがPBXのアナログまたはデジタル音声信号をIPパケットに変換し、最後にルータがIPネットワークへの経路制御を行います。この順序が通信の流れと装置の機能に合致しています。
よくある誤解
VoIPゲートウェイとルータの役割を混同し、接続順序を誤るケースが多いです。PBXの位置を間違えると内線網の機能が損なわれます。
解法ステップ
- 既存電話機の接続先はPBXであることを確認する。
- PBXからIPネットワークに接続するために音声信号をIP化する装置が必要であることを理解する。
- 音声信号のIP変換を行うのがVoIPゲートウェイであることを把握する。
- IPネットワークへの接続と経路制御はルータが担当することを確認する。
- 以上の役割と順序に基づき、a=PBX、b=VoIPゲートウェイ、c=ルータの組合せを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア:正解。装置の役割と接続順序が正しい。
- イ:PBXの後にルータが来てVoIPゲートウェイが最後となり、音声信号のIP変換がルータの後になるため誤り。
- ウ:aにVoIPゲートウェイが来ているが、既存電話機はまずPBXに接続されるため誤り。
- エ:VoIPゲートウェイがa、PBXがcに配置されており、内線網の中心であるPBXが最後に来るのは不適切。
補足コラム
VoIPゲートウェイはアナログ電話機やPBXの音声信号をIPパケットに変換し、IPネットワーク上での音声通信を可能にします。ルータはIPパケットの経路選択を行い、異なるネットワーク間の通信を実現します。PBXは企業内の内線交換機として電話機同士の通話を管理します。
FAQ
Q: VoIPゲートウェイとルータの違いは何ですか?
A: VoIPゲートウェイは音声信号をIP化する装置で、ルータはIPパケットの経路制御を行う装置です。
A: VoIPゲートウェイは音声信号をIP化する装置で、ルータはIPパケットの経路制御を行う装置です。
Q: なぜPBXは電話機の直後に配置されるのですか?
A: PBXは内線網の中心装置で、電話機同士の通話制御や内線管理を行うため、電話機の直後に接続されます。
A: PBXは内線網の中心装置で、電話機同士の通話制御や内線管理を行うため、電話機の直後に接続されます。
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