エンベデッドシステムスペシャリスト 2009年 午前2 問12
問題文
インサーキットエミュレータの説明として、最も適切なものはどれか。
選択肢
ア:MPU、I/O、メモリなどの各信号線にプローブを介して接続し、ソフトウェアやハードウェアのデバッグを行う。
イ:MPUの代わりとしてボードに接続し、ソフトウェアやハードウェアのデバッグを行う。(正解)
ウ:ROMの代わりとしてボードに接続し、ソフトウェアのデバッグを行う。
エ:組込みシステムのプログラムの一部に、デバッガの一部又は全部を組み込んで、ソフトウェアのデバッグを行う。
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インサーキットエミュレータ【午前2解説】
正解の理由
インサーキットエミュレータ(ICE)は、MPUの代わりに対象のボードへ接続し、実機に近い環境でプログラムやハードウェアをデバッグする装置です。
したがって、MPUの代わりとしてボードに接続してデバッグするというイが適切です。実行を停止したり、プログラムの状態を確認したりしながら、組込みシステムの動作を調べられます。
解法ステップ
- 用語の「インサーキット」は、対象となる回路上で動作させることを表します。
- ICEは、対象ボードのMPUの代わりとして接続されます。
- 選択肢のうち、MPUの代替として接続してデバッグすると説明しているイを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:MPUやI/O、メモリの信号線にプローブを接続して信号を観測する説明です。信号波形やタイミングの解析に使うロジックアナライザなどに近い内容です。
- イ:ICEの説明です。MPUの代わりとして対象ボードに接続し、ソフトウェアやハードウェアをデバッグします。
- ウ:ROMの代わりに接続する装置の説明です。ICEが置き換える対象はROMではなく、MPUです。
- エ:デバッガの機能をプログラムの一部に組み込んでデバッグする方式の説明です。ICEのようにMPUの代わりに接続する装置ではありません。
よくある誤解
- 回路に接続してデバッグする装置は、すべてICEだと思う
信号線をプローブで観測する装置などもあります。ICEの特徴は、MPUの代わりとして接続することです。 - ICEはROMを置き換える装置だと思う
置き換える対象はMPUです。ROMを置き換える装置とは区別してください。 - ソフトウェアのデバッグ機能があればICEだと思う
デバッグの方法は複数あります。装置を対象ボードにどう接続するかが、用語を見分ける手掛かりです。
補足コラム
ICEは、開発中の組込みシステムを実機に近い環境で動かしながら、プログラムの実行状況を調べるために使われます。代表的な機能には、プログラムの実行停止、再開、ステップ実行、変数やレジスタの確認などがあります。
FAQ
Q. ICEはプログラムだけでなく、ハードウェアのデバッグにも使えますか?
A. はい。MPUを対象ボードに接続して動作を調べるため、プログラムの動作だけでなく、周辺回路との連携などの確認にも役立ちます。
A. はい。MPUを対象ボードに接続して動作を調べるため、プログラムの動作だけでなく、周辺回路との連携などの確認にも役立ちます。
Q. プローブで信号線を観測する装置との違いは何ですか?
A. プローブで信号を観測する装置は、回路上の信号を解析することが中心です。ICEはMPUの代わりとして接続し、プログラムの実行制御や状態確認を行います。
A. プローブで信号を観測する装置は、回路上の信号を解析することが中心です。ICEはMPUの代わりとして接続し、プログラムの実行制御や状態確認を行います。
関連キーワード: インサーキットエミュレータ、ICE、MPU、組込みシステム、ロジックアナライザ、デバッガ

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