エンベデッドシステムスペシャリスト 2010年 午前2 問01
問題文
反転増幅器はどれか。

選択肢
ア:(正解)
イ:
ウ:
エ:
🔒 解説は解答すると表示されます
反転増幅器の回路構成【午前2解説】
正解の理由
反転増幅器は、入力信号をオペアンプの「−」入力に加え、「+」入力を接地した回路です。また、「−」入力と出力の間に帰還抵抗を接続します。
この条件を満たすのはアです。理想オペアンプでは「−」入力の電位がほぼ接地電位となり、入力電流は抵抗 と帰還抵抗 を流れます。その結果、出力電圧は入力電圧と逆の極性になります。
電圧増幅率は、次の式で表されます。
マイナス符号は、出力の位相が入力に対して反転することを示します。
解法ステップ
- オペアンプの「+」入力が接地されているかを確認します。
- 入力信号が抵抗を通って「−」入力に接続されているかを確認します。
- 「−」入力と出力の間に抵抗による帰還があるかを確認します。
- 3つの条件をすべて満たす回路を選びます。該当するのはアです。
選択肢別の誤答解説
- ア:入力を抵抗 経由で「−」入力に加え、「+」入力を接地し、抵抗 で負帰還しています。反転増幅器です。
- イ:「+」入力に信号を加え、「−」入力側に抵抗分圧と帰還を設けています。非反転増幅器です。
- ウ:入力側は反転増幅器と同じですが、帰還素子が抵抗ではなくコンデンサです。積分回路として働きます。
- エ:入力側にコンデンサ、帰還側に抵抗を使っています。微分回路として働きます。
よくある誤解
- 「+」入力が接地されているだけで、反転増幅器だと判断しないようにしましょう。入力が「−」入力側に加わり、抵抗で帰還していることも確認が必要です。
- ウやエも「−」入力を使うため、反転増幅器と混同しやすいです。帰還素子や入力素子がコンデンサなら、積分・微分回路の可能性があります。
- 増幅率のマイナス符号は、出力電圧が必ず負になるという意味ではありません。入力に対して極性が反転するという意味です。
補足コラム
反転増幅器では、理想オペアンプの負帰還により「−」入力の電位が「+」入力の電位にほぼ等しくなります。「+」入力が接地されているため、「−」入力もほぼ0 Vになります。この状態を仮想接地と呼びます。
FAQ
Q. 反転増幅器の出力を大きくするには、どうすればよいですか?
A. 増幅率の大きさは で決まります。その比を大きくすると、出力の振幅も大きくなります。ただし、実際の出力は電源電圧などの制約を受けます。
A. 増幅率の大きさは で決まります。その比を大きくすると、出力の振幅も大きくなります。ただし、実際の出力は電源電圧などの制約を受けます。
Q. 非反転増幅器との見分け方は何ですか?
A. 入力信号が「−」入力に入るのが反転増幅器、「+」入力に入るのが非反転増幅器です。
A. 入力信号が「−」入力に入るのが反転増幅器、「+」入力に入るのが非反転増幅器です。
関連キーワード: オペアンプ、反転増幅器、負帰還、仮想接地、非反転増幅器、積分回路、微分回路

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