エンベデッドシステムスペシャリスト 2011年 午前2 問16
問題文
マイコンの出力ポートに接続されたランプ回路を図に示す。ランプが点灯するのはどの場合か。


選択肢
ア:(正解)
イ:
ウ:
エ:
🔒 解説は解答すると表示されます
論理積回路とランプ点灯【午前2解説】
正解の理由
ランプが点灯するのは、信号Aと信号BがともにHighのときです。したがって、アが正解です。
図の論理回路は、2つの入力がどちらもHighのときに出力がHighになる論理積回路(AND回路)です。出力がHighになると、トランジスタのベースに電流が流れてトランジスタがオンになります。
すると、Vccから抵抗、ランプ、トランジスタを通って接地へ電流が流れるため、ランプが点灯します。
解法ステップ
-
論理回路の出力条件を確認します。
AND回路の出力がHighになるのは、信号Aと信号BがともにHighの場合です。 -
トランジスタの動作を確認します。
ベースに電流が流れるとトランジスタがオンになり、コレクタとエミッタの間に電流が流れます。 -
ランプの電流経路をたどります。
トランジスタがオンになると、Vccからランプを通って接地へ電流が流れます。そのため、ランプが点灯します。
選択肢別の誤答解説
-
ア:信号AがHigh、信号BがHigh
AND回路の出力がHighになり、トランジスタがオンになります。ランプが点灯するため正しいです。 -
イ:信号AがHigh、信号BがLow
AND回路の出力はLowです。トランジスタがオンにならず、ランプは点灯しません。 -
ウ:信号AがLow、信号BがHigh
AND回路の出力はLowです。トランジスタがオンにならず、ランプは点灯しません。 -
エ:信号AがLow、信号BがLow
AND回路の出力はLowです。トランジスタがオンにならず、ランプは点灯しません。
よくある誤解
-
入力のどちらか一方がHighなら点灯すると考える
これは論理和(OR)の動作です。論理積(AND)では、両方の入力がHighでなければ出力はHighになりません。 -
信号がHighになると、その信号が直接ランプを点灯させると考える
信号は論理回路とトランジスタを制御します。ランプを流れる電流は、Vccから供給されます。 -
トランジスタがオフでも、Vccにつながっているので点灯すると考える
トランジスタがオフの場合、ランプを通る電流の経路が成立しないため、ランプは点灯しません。
補足コラム
トランジスタのベースにつながる抵抗は、ベースに流れる電流を制限します。また、ベースから接地につながる抵抗は、入力がLowのときにベースの電位を低く保ち、トランジスタが意図せずオンになるのを防ぎます。
FAQ
Q. AND回路の出力条件はどのように覚えればよいですか?
A. 「すべての入力が1(High)なら出力も1」と覚えるとよいです。入力のうち一つでも0(Low)があれば、出力は0になります。
A. 「すべての入力が1(High)なら出力も1」と覚えるとよいです。入力のうち一つでも0(Low)があれば、出力は0になります。
Q. この回路では、トランジスタがオンになるとランプが消えることはありませんか?
A. この回路では、トランジスタがオンになることで、Vccからランプを通って接地へ電流が流れるため、ランプが点灯します。
A. この回路では、トランジスタがオンになることで、Vccからランプを通って接地へ電流が流れるため、ランプが点灯します。
関連キーワード: 論理積回路、AND回路、トランジスタ、出力ポート、プルダウン抵抗

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