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エンベデッドシステムスペシャリスト 2012年 午前2 問23


問題文

リアルタイム構造化分析技法に関する記述として、適切なものはどれか。

選択肢

ア:DFDを用いて、現行の業務をモデル化する。
イ:E-R図を用いて、管理すべきデータの構造を視覚的に表現する。
ウ:オブジェクト図を用いて、業務処理の内容を表現する。
エ:変換図を用いて、制御とタイミングを表現する。(正解)

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リアルタイム構造化分析技法【午前2解説】

正解の理由

リアルタイム構造化分析技法では、システムの制御の流れや処理のタイミングを表現するために、変換図を用います。そのため、適切なのはエです。
リアルタイムシステムでは、データの流れだけでなく、「どの条件で処理を開始するか」「どの順序で処理するか」「いつ処理するか」といった制御や時間の関係も分析する必要があります。

解法ステップ

  1. 「リアルタイム構造化分析技法」では、データの流れに加えて、制御やタイミングも分析対象だと押さえます。
  2. 各図法が何を表すかを確認します。
    • DFD:データの流れや処理
    • E-R図:データ間の関係
    • オブジェクト図:特定時点のオブジェクトとその関係
    • 変換図:制御やタイミング
  3. 制御とタイミングを表現するものを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア:DFDは、処理とデータの流れを表す図です。現行業務の分析にも利用できますが、リアルタイムシステムの制御やタイミングを表す図ではありません。
  • イ:E-R図は、エンティティとその間の関係を表し、管理対象となるデータの構造を示します。制御の流れや処理時刻を表すものではありません。
  • ウ:オブジェクト図は、ある時点におけるオブジェクトの状態やオブジェクト間の関係を表します。業務処理の流れを表現する図ではありません。
  • エ:変換図は、リアルタイムシステムの制御やタイミングを表します。したがって適切です。

よくある誤解

  • リアルタイム分析でもDFDだけで十分だと思う
    DFDはデータの流れを示しますが、制御条件や処理タイミングも別に考える必要があります。
  • E-R図はシステム全体の構造を表す図だと思う
    E-R図が表すのは、主にデータの構造とエンティティ間の関係です。
  • 「変換図」という名称から、データ形式の変換だけを表すと思う
    この問題では、変換図が表すのはリアルタイムシステムの制御とタイミングです。

補足コラム

図法の名称だけで迷ったときは、「何を表す図か」を対応づけて覚えると整理しやすくなります。特に、DFDはデータの流れ、E-R図はデータの関係、変換図はリアルタイムシステムの制御・タイミングという役割の違いが重要です。

FAQ

Q. DFDはリアルタイムシステムの分析には使わないのですか?
A. 使う場合があります。DFDはデータの流れを表現するのに適しています。ただし、制御やタイミングを表す役割とは区別して考えます。
Q. E-R図とオブジェクト図は、どちらも関係を表す図ですか?
A. どちらも要素間の関係を表せますが、目的が異なります。E-R図はデータ構造を、オブジェクト図は特定時点のオブジェクトとその関係を表します。

関連キーワード: リアルタイム構造化分析、変換図、DFD、E-R図、オブジェクト図
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