エンベデッドシステムスペシャリスト 2014年 午前2 問03
問題文
磁気ディスク装置と比較したときのフラッシュメモリを用いたSSD(Solid State Drive)の特徴として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:書換え可能回数が多い。
イ:耐衝撃性が低い。
ウ:発熱量が大きい。
エ:ランダム読出しが速い。(正解)
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SSDのランダム読出し性能【午前2解説】
正解の理由
フラッシュメモリを使うSSDは、磁気ディスク装置のように磁気ヘッドを目的の位置まで移動させる必要がありません。そのため、データがディスク上のどこにあってもすばやく読み出せ、特にランダム読出しに優れています。
この特徴を述べているエが適切です。
解法ステップ
- SSDと磁気ディスク装置の構造の違いに注目します。
- 磁気ディスク装置には、回転するディスクと移動する磁気ヘッドがあります。
- SSDには可動部品がなく、目的のデータへ電子的にアクセスできます。
- その結果、ランダム読出しが速くなります。
選択肢別の誤答解説
-
ア:書換え可能回数が多い
フラッシュメモリには、データの書換え回数に上限があります。一般に、書換え可能回数は磁気ディスク装置より少ないため、適切ではありません。 -
イ:耐衝撃性が低い
SSDにはディスクやヘッドなどの可動部品がありません。そのため、磁気ディスク装置と比べて衝撃に強い傾向があり、適切ではありません。 -
ウ:発熱量が大きい
SSDは可動部品がなく、一般に磁気ディスク装置より消費電力や発熱を抑えやすいため、適切ではありません。 -
エ:ランダム読出しが速い
機械的な位置決めを必要としないため、ランダム読出しが速くなります。適切です。
よくある誤解
- 「SSDは書込みも必ず磁気ディスク装置より速い」と考えるのは早計です。速度は機器の仕様や処理内容によって異なります。
- 「SSDは衝撃に強いので、どのような衝撃にも耐えられる」とは限りません。精密な電子部品を含むため、強い衝撃や静電気には注意が必要です。
- SSDの書換え回数には上限があります。ただし、通常の利用で直ちに問題になるとは限らず、装置には書込みを分散する仕組みなどが備わっています。
補足コラム
磁気ディスク装置では、データの場所に応じて磁気ヘッドの移動やディスクの回転を待つ時間が発生します。この待ち時間が、ランダムアクセスの遅さにつながります。SSDではこうした機械的な待ち時間がないため、OSの起動やアプリケーションの読み込みなどで効果を感じやすくなります。
FAQ
Q. SSDはなぜランダム読出しが速いのですか?
A. 磁気ヘッドを移動させたり、ディスクの回転を待ったりする必要がないためです。
A. 磁気ヘッドを移動させたり、ディスクの回転を待ったりする必要がないためです。
Q. SSDは磁気ディスク装置より耐久性が高いのですか?
A. 衝撃への強さではSSDが有利ですが、フラッシュメモリには書換え回数の上限があります。「耐久性」の意味を分けて考えることが大切です。
A. 衝撃への強さではSSDが有利ですが、フラッシュメモリには書換え回数の上限があります。「耐久性」の意味を分けて考えることが大切です。
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