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エンベデッドシステムスペシャリスト 2014年 午前2 問16


問題文

NFC(Near Field Communication)の説明として、適切なものはどれか。

選択肢

ア:静電容量式のタッチセンサで、位置情報を検出するために用いられる。
イ:接触式ICカードの通信方法として利用される。
ウ:通信距離が最大10m程度である。
エ:ピアツーピアで通信する機能を備えている。(正解)

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NFCの通信機能【午前2解説】

正解の理由

NFCは、数cm程度の近距離で機器同士が通信するための無線通信規格です。リーダー/ライターとしてICカードを読み書きする機能や、ICカードを模擬する機能に加え、機器同士が直接データをやり取りするピアツーピア通信機能も備えています。
このため、ピアツーピアで通信する機能を備えているというエが適切です。

解法ステップ

  1. NFCの「Near Field Communication」が「近距離無線通信」を意味することを確認します。
  2. NFCの主な機能に、機器同士のピアツーピア通信があることを思い出します。
  3. 通信距離やICカードの接触方式に関する選択肢も確認し、NFCの特徴と異なるものを除外します。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 静電容量式のタッチセンサは、画面に触れた位置などを検出する技術です。NFCのような無線通信規格とは異なります。
  • イ: NFCは非接触で通信する技術です。接触式ICカードの通信方法ではありません。
  • ウ: NFCの通信距離は一般に数cm程度で、最大でも約10cmが目安です。10m程度の通信距離ではありません。
  • エ: NFCには、対応機器同士でデータを直接やり取りするピアツーピア通信機能があるため、適切です。

よくある誤解

  • NFCをタッチセンサの一種と考えること: タッチセンサは接触位置を検出しますが、NFCは近距離でデータを無線通信する規格です。
  • 「ICカードに使われる」なら接触式だと考えること: NFCはICカードとの通信にも使われますが、通信は非接触で行います。
  • 近距離無線通信の通信距離を混同すること: NFCは数cm程度、Bluetoothなどはより長距離での通信に利用されます。

補足コラム

NFCには、主に次の3つの利用形態があります。
  • リーダー/ライターモード: NFCタグや非接触ICカードを読み書きします。
  • カードエミュレーションモード: スマートフォンなどを非接触ICカードのように動作させます。
  • ピアツーピアモード: NFC対応機器同士でデータを交換します。

FAQ

Q. NFCと非接触ICカードは同じものですか?
A. 同じものではありません。NFCは通信技術の規格で、非接触ICカードはその技術を利用するものの一例です。
Q. NFCはどのくらい離れて通信できますか?
A. 利用環境などによりますが、一般に数cm程度の近距離通信です。

関連キーワード: NFC、近距離無線通信、ピアツーピア通信、非接触ICカード、カードエミュレーション
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