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エンベデッドシステムスペシャリスト 2016年 午前2 問02


問題文

キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間ので、ヒット率が95%のとき、主記憶の実効アクセス時間は、主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。

選択肢

ア:
イ:(正解)
ウ:
エ:

🔒 解説は解答すると表示されます

キャッシュの実効アクセス時間【午前2解説】

正解の理由

キャッシュメモリのアクセス時間を主記憶のアクセス時間で表すと、です。ヒット率がなので、ミス率はです。
キャッシュにアクセスした後、ミスした場合に主記憶へアクセスするため、実効アクセス時間は次のように求めます。
したがって、主記憶のアクセス時間の約倍となるイが正解です。

解法ステップ

  1. キャッシュのアクセス時間を主記憶のアクセス時間に対する比で表します。
  2. ヒット率からミス率を求めます。
  3. キャッシュへのアクセス時間に、ミス時の主記憶へのアクセス時間を加えます。
  4. 計算結果を選択肢と照合します。

選択肢別の誤答解説

  • ア:
    キャッシュのアクセス時間をと計算した値に近いです。ミス時に主記憶へアクセスする時間を考慮していません。
  • イ:
    ミス率と、ミス時に必要となる主記憶アクセス時間を考慮した値です。
  • ウ:
    キャッシュのアクセス時間やヒット率を適切に組み合わせられていない値です。ミス率が小さいため、実効アクセス時間が主記憶の時間の約倍にまで大きくなることはありません。
  • エ:
    ヒット率をそのまま実効アクセス時間の比とみなした値です。ヒット率はアクセス時間そのものではありません。

よくある誤解

  • ヒット率が高ければ、キャッシュのアクセス時間だけでよいと思う
    ミスしたときには主記憶へのアクセスも必要です。ミス率と主記憶アクセス時間を計算に含めます。
  • ヒット率をそのまま実効アクセス時間に使う
    実効アクセス時間を左右するのは、ヒット率だけではありません。キャッシュのアクセス時間と、ミス時に追加される主記憶アクセス時間も関係します。
  • ミス時の時間を、主記憶へのアクセス時間だけだと考える
    キャッシュを先に調べてから主記憶へアクセスするため、ミス時にもキャッシュへのアクセス時間がかかります。

補足コラム

この問題では、キャッシュにアクセスしてからミスした場合に主記憶へアクセスする流れを前提としています。そのため、実効アクセス時間は「キャッシュのアクセス時間+ミス率×主記憶のアクセス時間」で求められます。
ヒット率が高いほどミス率が小さくなり、主記憶へアクセスする頻度が減るため、実効アクセス時間は短くなります。

FAQ

Q. なぜミス率はなのですか?
A. ヒット率とミス率の合計はです。したがって、です。
Q. 主記憶のアクセス時間を「1」として計算してよいのですか?
A. 問題は主記憶のアクセス時間に対する「何倍か」を尋ねています。そのため、主記憶のアクセス時間をと置いて比で計算できます。

関連キーワード: キャッシュメモリ、ヒット率、ミス率、実効アクセス時間
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