エンベデッドシステムスペシャリスト 2019年 午前2 問12
問題文
アドレス線が10本で、1Mワードの容量をもつDRAMがある。リフレッシュのためにDRAM内の全ROWアドレスを51.2ミリ秒の間に少なくとも1回は選択する必要がある。このときの平均リフレッシュ周期は何マイクロ秒か。
選択肢
ア:0.049
イ:12.8
ウ:50(正解)
エ:2,560
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DRAMのリフレッシュ周期計算【午前2解説】
正解の理由
DRAMのリフレッシュでは、各ROW(行)を一定時間内に少なくとも1回選択する必要があります。
アドレス線が10本なので、指定できるROWアドレスの数は 個です。これらを51.2ミリ秒以内に選択するため、平均リフレッシュ周期は次のとおりです。
したがって、平均リフレッシュ周期は ウの50マイクロ秒です。
解法ステップ
- アドレス線10本から、ROWアドレスの数を求めます。
行です。 - 全ROWを選択する制限時間を、ROW数で割ります。
- ミリ秒をマイクロ秒に換算します。
選択肢別の誤答解説
- ア:0.049
容量の「1Mワード」をそのままリフレッシュ対象の数として扱うなど、ROW数の求め方を誤った場合に近い値になります。リフレッシュ対象はワード単位ではなく、ROW単位です。 - イ:12.8
ROW数を誤って見積もった場合や、時間を割る対象を取り違えた場合に出やすい値です。アドレス線10本から求めるROW数は1,024です。 - ウ:50
51.2ミリ秒を1,024行で割り、マイクロ秒に換算した値です。 - エ:2,560
リフレッシュ間隔の計算や時間単位の換算を誤った場合に出る値です。正しくは51.2ミリ秒を1,024で割ります。
よくある誤解
- 1Mワードをそのままリフレッシュ回数にする
リフレッシュではワードごとではなく、ROWごとに選択します。 - アドレス線10本を容量のビット数と考える
DRAMではアドレス線をROWと列の指定に共用するため、容量が ワードという意味ではありません。 - ミリ秒からマイクロ秒への換算を忘れる
です。
補足コラム
DRAMでは、アドレス線をROWアドレスと列アドレスの指定に共用する方式が一般的です。1Mワードは ワードであり、10本のアドレス線をROW指定に使うと、ROWは 個、列方向も 個となり、全体で ワードになります。
FAQ
Q. なぜ1Mワードではなく1,024で割るのですか?
A. リフレッシュでは各ワードではなく、ROW単位で選択するためです。アドレス線10本で指定できるROWは1,024個です。
A. リフレッシュでは各ワードではなく、ROW単位で選択するためです。アドレス線10本で指定できるROWは1,024個です。
Q. 50マイクロ秒は、各ROWを選択する間隔ですか?
A. はい。全1,024行を51.2ミリ秒以内に選択するため、平均すると1行あたり50マイクロ秒の間隔になります。
A. はい。全1,024行を51.2ミリ秒以内に選択するため、平均すると1行あたり50マイクロ秒の間隔になります。
関連キーワード: DRAM、リフレッシュ、ROWアドレス、アドレス線、アドレス多重化

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