エンベデッドシステムスペシャリスト 2020年 午前2 問22
問題文
探索的テスト技法の説明はどれか。
選択肢
ア:起こり得る全ての条件と、それに対して実行すべき動作とを組み合わせた表に基づいてテストする技法
イ:経験に基づいて、起こりがちなエラーを推測してテストケースを決定する技法
ウ:経験や推測に基づいて、重要と思われる領域に焦点を当ててテストし、その結果を基にした新たなテストケースを作成して、テストを繰り返す技法(正解)
エ:システムの取り得る状態と、状態を遷移させる事象又は条件を示した図に基づいてテストする技法
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探索的テスト技法【午前2解説】
正解の理由
探索的テスト技法は、テストを実行しながら得られた結果や気付きを次のテストに生かし、テストケースを作成・更新していく技法です。事前に決めたテストケースを順番に実行するだけでなく、経験や推測をもとに重要と思われる領域を調べ、結果に応じてテストを繰り返します。
この説明に当てはまるのはウです。テストの実施とテストケースの作成を並行して進める点がポイントです。
解法ステップ
- 選択肢に出てくる「表」「経験」「新たなテストケース」「状態遷移」などの手掛かりに注目します。
- 「経験に基づいてエラーを推測する」だけなら、エラー推測の説明です。
- 「テスト結果を基に新たなテストケースを作成し、繰り返す」とあれば、探索的テスト技法の説明です。
- したがって、該当する選択肢はウです。
選択肢別の誤答解説
- ア:条件と動作の組合せを表にしてテストする技法です。決定表テストに該当します。
- イ:経験をもとに、起こりがちなエラーを予測してテストする技法です。エラー推測に該当します。探索的テストと同様に経験を使いますが、テスト結果から新たなテストケースを作って繰り返す説明ではありません。
- ウ:経験や推測で重要な領域をテストし、その結果を次のテストケースに反映して繰り返す技法です。探索的テスト技法の説明として適切です。
- エ:システムの状態と、その状態を変化させる事象や条件を図にしてテストする技法です。状態遷移テストに該当します。
よくある誤解
-
経験を使うテストはすべて探索的テストだと思う
エラー推測も経験を使います。テスト結果を受けて新しいテストケースを作成し、反復する点が探索的テストの重要な特徴です。 -
探索的テストは、何も考えずに自由に操作することだと思う
その場の思いつきだけで行うものではありません。目的や重点領域を意識し、テストで得た情報を次のテストに生かします。 -
テストケースはすべて事前に決めておく必要があると思う
探索的テストでは、実行中の発見に応じてテストケースを作成・調整します。
補足コラム
探索的テストでは、「テスト設計」「テスト実行」「結果の学習」が密接に結び付いています。仕様書だけでは見つけにくい問題や、利用者の操作に関わる問題を見つけるのに役立ちます。一方で、テストの目的や実施内容を記録しておかないと、再現や進捗の把握が難しくなるため、発見事項や実行内容を記録することも重要です。
FAQ
探索的テストは、事前にテストケースを一切作らないのですか?
必ずしもそうではありません。事前に決めた範囲や目的を持って始め、実行中に得た情報をもとにテストケースを追加・調整することがあります。
必ずしもそうではありません。事前に決めた範囲や目的を持って始め、実行中に得た情報をもとにテストケースを追加・調整することがあります。
エラー推測と探索的テストはどう区別すればよいですか?
エラー推測は、経験をもとに起こりそうなエラーを予測してテストする考え方です。テスト結果から新たなテストケースを作り、反復する流れが強調されていれば探索的テストです。
エラー推測は、経験をもとに起こりそうなエラーを予測してテストする考え方です。テスト結果から新たなテストケースを作り、反復する流れが強調されていれば探索的テストです。
関連キーワード: 探索的テスト、エラー推測、決定表テスト、状態遷移テスト

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