エンベデッドシステムスペシャリスト 2020年 午前2 問25
問題文
IoTで使用される低消費電力広域無線(Low Power, Wide Area)の一つで、無線局の免許が不要かつ、設計のための仕様が公開されているものはどれか。
選択肢
ア:LoRaWAN(正解)
イ:LTE Cat.M1
ウ:NB-IoT
エ:PLC
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LoRaWANの特徴【午前2解説】
正解の理由
アのLoRaWANは、LPWA(低消費電力広域無線)の一つです。免許が不要な周波数帯を利用でき、通信方式の仕様が公開されています。そのため、設問の条件に合致します。
なお、日本で利用する場合も、無線設備の技術基準などに従う必要があります。「免許不要」は、無線に関する規制が一切ないという意味ではありません。
解法ステップ
- 設問の条件を「LPWA」「無線局免許が不要」「仕様が公開」の3点に分けます。
- 選択肢のうち、携帯電話網を使う方式か、独自の無線方式かを確認します。
- LoRaWANは、免許不要の周波数帯を利用できるオープンな仕様のLPWAなので、条件に合うと判断します。
選択肢別の誤答解説
-
ア LoRaWAN
免許不要の周波数帯を利用でき、仕様も公開されているLPWAです。正解です。 -
イ LTE Cat.M1
IoT向けの携帯電話通信方式です。携帯電話事業者のネットワークを利用するため、LoRaWANのように免許不要の周波数帯で独自に通信する方式とは異なります。 -
ウ NB-IoT
これも携帯電話網を利用するIoT向け通信方式です。3GPPで標準化されており、通信事業者のネットワークを利用します。 -
エ PLC
電力線を通信路として利用する方式です。無線通信ではないため、設問の「低消費電力広域無線」には該当しません。
よくある誤解
-
仕様が公開されていれば、免許も不要だと思う
仕様の公開と、無線局の免許が不要かどうかは別の条件です。両方を確認しましょう。 -
IoT向け通信方式はすべて免許不要だと思う
LTE Cat.M1やNB-IoTのように、携帯電話事業者のネットワークを使う方式もあります。 -
LoRaとLoRaWANは同じものだと思う
LoRaは主に無線通信の物理層の技術を指し、LoRaWANはその上位の通信プロトコルを含む仕様です。
補足コラム
LPWAは、低消費電力で広い範囲に通信する技術の総称です。通信速度は比較的低いものの、センサー情報のような少量のデータを長距離に送る用途に適しています。LoRaWANは、スマートメーターや農業用センサーなどで利用されます。
FAQ
Q. LoRaWANは携帯電話網を利用しますか?
A. 基本的には、携帯電話事業者のネットワークではなく、LoRaWANに対応した基地局(ゲートウェイ)を介して通信します。
A. 基本的には、携帯電話事業者のネットワークではなく、LoRaWANに対応した基地局(ゲートウェイ)を介して通信します。
Q. 免許不要なら、どのような機器でも使えますか?
A. いいえ。使用する周波数帯や無線設備は、各国・地域の技術基準に適合させる必要があります。
A. いいえ。使用する周波数帯や無線設備は、各国・地域の技術基準に適合させる必要があります。
関連キーワード: LPWA、LoRa、LoRaWAN、LTE Cat.M1、NB-IoT、PLC

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