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エンベデッドシステムスペシャリスト 2022年 午前2 問04


問題文

回転数が4,200回/分で、平均位置決め時間が5ミリ秒の磁気ディスク装置がある。この磁気ディスク装置の平均待ち時間は約何ミリ秒か。ここで、平均待ち時間は、平均位置決め時間と平均回転待ち時間の合計である。

選択肢

ア:7
イ:10
ウ:12(正解)
エ:14

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磁気ディスクの平均待ち時間【午前2解説】

正解の理由

平均待ち時間は、平均位置決め時間と平均回転待ち時間の合計です。
回転数が毎分4,200回なので、1回転にかかる時間は約14.3ミリ秒です。読み取り位置が平均して半回転分だけ待つと考えるため、平均回転待ち時間は約7.1ミリ秒となります。
したがって、平均待ち時間は次のとおりです。
約12ミリ秒なので、ウが正解です。

解法ステップ

  1. 1回転の時間を求めます。
    4,200回転/分を1秒当たりに換算し、1回転にかかる時間を計算します。
  2. 平均回転待ち時間を求めます。
    ディスクがどの位置で停止しているかは平均すると一様と考えられるため、目的の位置までの待ち時間は1回転時間の半分です。
  3. 平均位置決め時間を加えます。
    よって、約12ミリ秒です。

選択肢別の誤答解説

  • ア:7ミリ秒
    平均回転待ち時間の約7.1ミリ秒だけを求めた値です。平均位置決め時間の5ミリ秒を加えていません。
  • イ:10ミリ秒
    平均位置決め時間5ミリ秒を2倍するなど、回転待ち時間の計算を誤った場合に選びやすい値です。回転待ち時間は回転周期の半分で求めます。
  • ウ:12ミリ秒
    平均位置決め時間5ミリ秒と、平均回転待ち時間約7.1ミリ秒を合計した値です。
  • エ:14ミリ秒
    1回転にかかる時間約14.3ミリ秒を、そのまま平均回転待ち時間として扱った場合に近い値です。平均回転待ち時間は1回転時間の半分です。

よくある誤解

  • 回転数をそのままミリ秒に換算してしまう
    4,200回/分は回転頻度です。まず1回転にかかる時間を計算します。
  • 平均回転待ち時間を1回転分と考えてしまう
    平均では、目的の位置まで半回転分待つため、回転周期の半分になります。
  • 平均位置決め時間と回転待ち時間を取り違える
    この問題では、位置決め時間は5ミリ秒として与えられています。別途計算するのは平均回転待ち時間です。

補足コラム

磁気ディスクのアクセス時間は、問題によって定義が異なります。一般に、磁気ヘッドを目的のトラックへ移動させる時間を位置決め時間(シーク時間)、目的のセクタがヘッドの位置に来るまで待つ時間を**回転待ち時間(回転遅延時間)**と呼びます。
この問題では、平均待ち時間を「平均位置決め時間と平均回転待ち時間の合計」と定義しています。データ転送時間は、この計算には含めません。

FAQ

なぜ平均回転待ち時間は1回転時間の半分なのですか?
目的の位置がディスク上のどこにあるかは平均すると一様です。そのため、目的の位置に到達するまでの待ち時間も平均すると、0から1回転分までの中間、つまり半回転分になります。
回転数が高いほど平均回転待ち時間は短くなりますか?
はい。回転数が高いほど1回転の時間が短くなり、その半分である平均回転待ち時間も短くなります。

関連キーワード: 磁気ディスク装置、平均位置決め時間、平均回転待ち時間、回転周期、シーク時間
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