エンベデッドシステムスペシャリスト 2022年 午前2 問09
問題文
携帯機器に搭載されている補助記憶装置であるeMMCの説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:PCI Expressインタフェースをもつ高速なマルチメディアカード
イ:SATAインタフェースをもつフラッシュメモリのストレージ
ウ:コンパクトフラッシュカードと同じ寸法の筐体に、1インチHDDを組み込んだストレージ
エ:マルチメディアカード規格を基に、BGAパッケージにフラッシュメモリ及びコントローラーを内蔵したストレージ(正解)
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eMMCの構造【午前2解説】
正解の理由
eMMCは、MMC(マルチメディアカード)規格を基にした組込み向けストレージです。フラッシュメモリとコントローラーを1つのBGAパッケージに内蔵し、携帯機器などの基板に実装して使います。
したがって、eMMCの説明として適切なのはエです。カード型の記憶媒体ではなく、機器内部に組み込まれるストレージである点がポイントです。
解法ステップ
- 問題文から、対象が携帯機器に搭載される補助記憶装置だと確認します。
- eMMCは「組込み向けMMC」であり、フラッシュメモリとコントローラーを一体化したパッケージだと押さえます。
- PCI ExpressやSATAではなく、MMC規格を基にしている選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:PCI Expressインタフェースを使う高速ストレージの説明です。eMMCはPCI Express接続ではありません。
- イ:SATAインタフェースをもつフラッシュメモリのストレージは、一般的なSSDの説明に当たります。eMMCはSATA接続ではありません。
- ウ:コンパクトフラッシュと同じ寸法の筐体に1インチHDDを組み込んだものは、マイクロドライブの説明です。
- エ:MMC規格を基に、フラッシュメモリとコントローラーをBGAパッケージに内蔵したストレージです。eMMCの説明に一致します。
よくある誤解
- 「eMMCはカード型メモリである」
MMCを基にしていますが、eMMCは通常、基板にはんだ付けして使う組込み用部品です。 - 「フラッシュメモリなら接続方式も同じである」
フラッシュメモリを使うSSDでも、SATAやPCI Expressなど接続方式は異なります。記憶媒体だけで判断しないようにしましょう。 - 「eMMCはSSDとまったく同じ規格である」
どちらもフラッシュメモリを使いますが、インタフェースや構成、用途が異なります。
補足コラム
eMMCは、メモリチップとコントローラーをまとめて扱えるため、携帯機器などで実装しやすいストレージです。後継・代替として、より高い性能を目指したUFSが採用される機器もあります。用語問題では、eMMCの「MMC規格を基にした組込み用パッケージ」という特徴を覚えておくと、SATA接続のSSDやカード型メモリと区別できます。
FAQ
Q. eMMCは取り外して交換できますか?
A. 多くの場合、基板にはんだ付けされているため、利用者がカードのように簡単に取り外すことはできません。
A. 多くの場合、基板にはんだ付けされているため、利用者がカードのように簡単に取り外すことはできません。
Q. eMMCとSSDの共通点は何ですか?
A. どちらもフラッシュメモリを記憶媒体として利用します。ただし、構成や接続方式、用途は同じとは限りません。
A. どちらもフラッシュメモリを記憶媒体として利用します。ただし、構成や接続方式、用途は同じとは限りません。
関連キーワード: MMC、BGAパッケージ、フラッシュメモリ、コントローラー、SSD、マイクロドライブ

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