エンベデッドシステムスペシャリスト 2023年 午前2 問25
問題文
IoTで使用される低消費電力広域無線(Low Power, Wide Area)の一つで、無線局の免許が不要であり、かつ、設計のための仕様が公開されているものはどれか。
選択肢
ア:LoRaWAN(正解)
イ:LTE Cat.M1
ウ:NB-IoT
エ:PLC
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LoRaWANの特徴【午前2解説】
正解の理由
アのLoRaWANは、IoT機器向けのLPWA通信方式の一つです。免許不要の周波数帯を利用し、仕様が公開されているため、設問の条件に合います。
LoRaWANは、LoRa Allianceが仕様を公開・策定している通信規格です。一般に、通信事業者の免許が必要な周波数帯を使う方式とは異なり、免許不要の周波数帯を利用します。
解法ステップ
- 設問の条件を二つに分けます。
- 無線局の免許が不要
- 通信仕様が公開されている
- LPWAの方式のうち、免許不要の周波数帯を使うものを探します。
- LoRaWANは、免許不要の周波数帯を利用し、仕様も公開されているため、条件に合います。
選択肢別の誤答解説
- ア:LoRaWANです。免許不要の周波数帯を使い、仕様が公開されているため正解です。
- イ:LTE Cat.M1は、携帯電話網を利用するLPWA方式です。通信事業者のネットワークを使う方式であり、LoRaWANのように免許不要の周波数帯を利用するものではありません。
- ウ:NB-IoTも携帯電話網を利用するLPWA方式です。通信事業者が運用する周波数帯を使うため、設問の条件に合いません。
- エ:PLCは、電力線を通信路として利用する方式です。無線通信ではないため、LPWAの無線方式には該当しません。
よくある誤解
- 「LPWAならすべて免許不要」と考えること
LPWAは低消費電力で広域通信を行う方式の総称です。LoRaWANのような免許不要の周波数帯を利用する方式だけでなく、LTE Cat.M1やNB-IoTのように携帯電話網を利用する方式もあります。 - 「仕様が公開されていること」と「免許が不要であること」を混同すること
これは別々の条件です。選択肢ごとに、仕様の公開状況と利用する周波数帯の両方を確認します。 - PLCを無線通信方式だと思うこと
PLCは電力線を使った有線通信方式です。
補足コラム
LoRaWANでは、LoRaとLoRaWANを区別して覚えると整理しやすくなります。LoRaは無線通信の物理層に関係する技術で、LoRaWANは端末やゲートウェイ間の通信を管理するネットワーク規格です。試験では「免許不要の周波数帯」と「公開された仕様」が手掛かりになります。
FAQ
LPWAとは何ですか?
Low Power, Wide Areaの略で、低消費電力で広い範囲を通信する技術・方式の総称です。
Low Power, Wide Areaの略で、低消費電力で広い範囲を通信する技術・方式の総称です。
LoRaWANはどのような用途に向いていますか?
送信するデータ量が比較的少なく、電池で長期間動かしたいIoTセンサーなどに適しています。
送信するデータ量が比較的少なく、電池で長期間動かしたいIoTセンサーなどに適しています。
LTE Cat.M1やNB-IoTもLPWAですか?
はい。どちらもLPWAに分類されますが、携帯電話網を利用する方式です。
はい。どちらもLPWAに分類されますが、携帯電話網を利用する方式です。
関連キーワード: LPWA、LoRaWAN、LoRa、LTE Cat.M1、NB-IoT、PLC、免許不要周波数帯

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