ITパスポート 2013年 秋期 問69
問題文
RSSの説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:Webサイトの色調やデザインに統一性をもたせるための仕組みである。
イ:Webサイトの見出しや要約などを記述するフォーマットであり、Webサイトの更新情報の公開に使われる。(正解)
ウ:Webページに小さな画像を埋め込み、利用者のアクセス動向の情報を収集するために用いられる仕組みである。
エ:年齢や文化、障害の有無にかかわらず、多くの人が快適に利用できるWeb環境を提供する設計思想である。
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RSSの説明として、適切なものはどれか。 【ITパスポート 解説】
正解の理由
選択肢のうち、Webサイトの見出しや要約などを記述するフォーマットであり、Webサイトの更新情報の公開に使われる説明が当てはまります。これはフィード(配信)形式の一つであるRSS(RSS:Really Simple Syndication/サイトの更新情報をまとめて配信する仕組み)を指します。
RSSは、更新情報(記事の見出し、要約、リンク、公開日時など)を機械的に表現するためのフォーマットです。通常はXML(Extensible Markup Language:データをタグで記述する汎用の記述形式)で書かれ、RSSリーダーという専用のソフトやサービスがその情報をまとめて取得・表示します。したがって、見出しや要約を記述して「更新情報を公開する」用途にぴったり合致します。
解法ステップ
- 問題文で「更新情報の公開」をキーワードとして探す。更新情報を配る仕組み=フィード系を連想する。
- 各選択肢のキーワードで照合する。
- 色調やデザイン → CSS(デザインを統一する技術)を想起。
- 画像を埋め込みアクセス動向の収集 → Webビーコン(トラッキングピクセル)を想起。
- 年齢や障害に関係なく使える設計 → アクセシビリティ(誰でも使いやすい設計)を想起。
- 「見出しや要約」「更新情報の公開」が一致する選択肢がRSSを説明する文であると判断する。答えは選択肢イ。
選択肢別の誤答解説
-
ア: Webサイトの色調やデザインに統一性をもたせるための仕組みである。
→ 誤り。Webサイトの見た目(色やレイアウト)を定義するのはCSS(Cascading Style Sheets:ウェブページの見た目を指定する言語)です。RSSは見た目ではなく「情報の配信」用のフォーマットです。 -
イ: Webサイトの見出しや要約などを記述するフォーマットであり、Webサイトの更新情報の公開に使われる。
→ 正しい。RSSは記事のタイトル、要約、リンク、日時などを記述するフォーマットで、更新情報を自動で配信します。 -
ウ: Webページに小さな画像を埋め込み、利用者のアクセス動向の情報を収集するために用いられる仕組みである。
→ 誤り。これはWebビーコン(トラッキングピクセル)や1×1画像と呼ばれる手法の説明です。アクセス解析や広告トラッキングで使われますが、RSSとは別物です。 -
エ: 年齢や文化、障害の有無にかかわらず、多くの人が快適に利用できるWeb環境を提供する設計思想である。
→ 誤り。これはアクセシビリティ(accessible/利用しやすさを追求する設計)の説明です。利用のしやすさに関する概念で、RSSの機能説明とは異なります。
よくある誤解
-
「RSSはウェブの見た目を変える技術だ」
→ 間違いです。RSSは内容(テキストやリンクなど)を配信するためのデータ形式で、見た目(デザイン)は関係ありません。 -
「RSSはメール配信と同じ」
→ 部分的に似ていますが別物です。メールは個々の受信箱に届く通信手段で、RSSは購読登録したリーダーがサイトの公開情報を自動で取得・表示する仕組みです。送信方法や受け取り方が違います。 -
「RSSはもう使われていない」
→ 一部のサービスでは使われなくなっていますが、ニュースサイトやブログ、ポッドキャスト(音声配信)などで今も広く利用されています。代替としてAtom(別のフィード形式)もあります。
補足コラム
簡単なRSSの例(非常に短縮したXML形式)を示します。こうしたファイルをRSSフィードと呼びます。
<?xml version="1.0"?>
<rss version="2.0">
<channel>
<title>例:ニュースサイト</title>
<link>https://example.com/</link>
<description>最新記事の見出しと要約を配信します</description>
<item>
<title>記事Aの見出し</title>
<link>https://example.com/article-a</link>
<description>この記事の短い要約。</description>
<pubDate>Mon, 01 Jan 2024 12:00:00 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
使い方のイメージ:気になるニュースやブログのRSSをRSSリーダーに登録すると、サイトを逐一訪れなくても新着を一覧でチェックできます。最近ではブラウザ拡張やスマホアプリ、Webサービスで簡単に購読できます。
また、RSSと似た仕組みにAtom(アトム)というフォーマットがあります。用途はほぼ同じで、どちらが使われるかはサイトによります。
FAQ
Q1: RSSを見るには特別なソフトが必要ですか?
A1: 専用の「RSSリーダー」やブラウザ拡張、あるいはWebサービスで簡単に読むことができます。多くは無料です。
A1: 専用の「RSSリーダー」やブラウザ拡張、あるいはWebサービスで簡単に読むことができます。多くは無料です。
Q2: ブログを運営しているとき、RSSは自分で作る必要がありますか?
A2: 多くのブログサービスやCMS(コンテンツ管理システム)は自動でRSSフィードを生成します。自作する場合はXML形式でフィードを作成します。
A2: 多くのブログサービスやCMS(コンテンツ管理システム)は自動でRSSフィードを生成します。自作する場合はXML形式でフィードを作成します。
Q3: AtomとRSSの違いは何ですか?
A3: 機能的には似ています。文法や拡張方法が異なるだけで、どちらでも更新情報を配信できます。サイトによってどちらか一方、または両方を提供します。
A3: 機能的には似ています。文法や拡張方法が異なるだけで、どちらでも更新情報を配信できます。サイトによってどちらか一方、または両方を提供します。
Q4: RSSは個人情報を送りますか?
A4: 通常は記事の見出しや要約、リンクなど公開情報のみです。購読時やリーダーサービスの設定によっては個人情報を扱う場合もあるので利用規約を確認してください。
A4: 通常は記事の見出しや要約、リンクなど公開情報のみです。購読時やリーダーサービスの設定によっては個人情報を扱う場合もあるので利用規約を確認してください。
関連キーワード: RSS、フィード、XML、Atom、RSSリーダー、Webビーコン、CSS、アクセシビリティ、更新通知、配信フォーマット

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