ITパスポート 2013年 秋期 問78
問題文
スキャナの説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:紙面を走査することによって、画像を読み取ってディジタルデータに変換する。(正解)
イ:底面の発光器と受光器によって移動の量・方向・速度を読み取る。
ウ:ペン型器具を使って盤面上の位置を入力する。
エ:指で触れることによって画面上の位置を入力する。
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スキャナの説明として、適切なものはどれか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
選択肢のうち、アが正しいです。スキャナ(scanner:紙や写真などの面を光で読み取り、画像をディジタルデータに変換する装置)は、用紙の表面を「走査(読み取るために順に移動していくこと)」して色情報を取り込みます。これによって紙の文書や写真がコンピュータで扱える画像ファイル(例:JPEG, PNG, PDF)になります。したがって「紙面を走査して画像を読み取りディジタルデータに変換する」という説明はスキャナの本質を正しく表しています。
※スキャナの補足用語:OCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)は、スキャナで取り込んだ画像から文字を認識してテキストデータに変換する技術です。スキャナ自体はまず画像を作る装置、OCRはその画像から文字を取り出す処理、という役割分担です。
解法ステップ
- 各選択肢が何を説明しているかを簡単に当てはめる。
- 「紙面を走査して画像を読み取りディジタル化する」→ スキャナの定義に一致するかを確認する。
- 残りの選択肢が別の入力機器(マウス、ペン入力、タッチパネル)を説明していないかを確認して除外する。
- 一致した選択肢を正解と判断する。
この問題は「用語をイメージできるか」がポイントです。各機器の典型的な働きを頭に描ければ解けます。
選択肢別の誤答解説
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ア(正解)
紙面を走査して画像を取り込み、ディジタル化する。フラットベッドスキャナ(平置きしてスキャンするもの)やシートフィード式(紙を送りながら読む)などの種類があります。 -
イ(誤り)
「底面の発光器と受光器によって移動の量・方向・速度を読み取る」は光学マウス(optical mouse:底面の光とセンサでマウスの動きを検出するポインティングデバイス)の説明です。マウスは物理的な位置や動きを検出するための装置で、紙の画像を読み取る機能はありません。 -
ウ(誤り)
「ペン型器具を使って盤面上の位置を入力する」はペンタブレットやスタイラス(pen-input device:タブレット面にペンで書くことで位置や筆圧を入力する装置)の説明です。手書き入力や絵を描く用途に使われ、紙をスキャンして画像化する動作とは違います。 -
エ(誤り)
「指で触れることによって画面上の位置を入力する」はタッチパネル(touch panel:画面を指で触って操作する入力方式)の説明です。スマホやタブレットの画面操作の方式で、紙面を取り込むスキャナの説明ではありません。
よくある誤解
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スキャナとカメラは同じだと思う
- どちらも画像を得る点では似ていますが、スキャナは紙面に密着して均一な光源で細かく「走査」するため、平面的で高解像度(細かさ)の画像を得やすいです。カメラは一度に全体を撮るので、角度や影の影響を受けやすいです。
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OCRとスキャナを混同する
- スキャナが行うのは「画像化」で、OCR(光学文字認識)はその画像から文字を判別してテキストに変換する別の処理です。スキャナ単体は文字をテキスト化しません。
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「走査」という語がわかりにくい
- 「走査」は「なぞって読み取る(順に動きながら読む)」という意味です。イメージとしては、ヘッドが紙を一行ずつ横切って情報を取り込む動作です。
補足コラム
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スキャナの種類
- フラットベッドスキャナ:書類や本をそのまま平らに置いて読み取るタイプ。家庭用や事務用で一般的。
- ドキュメントスキャナ(シートフィード式):大量の紙を自動で送りながら高速にスキャンするタイプ。
- ハンディスキャナ:手でなぞるように使う小型タイプ。
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解像度(dpi)について
- dpi(dots per inch:1インチあたりのドット数)はスキャナの細かさを表す指標です。数値が大きいほど細部まできれいに取り込めますが、ファイルサイズも大きくなります。
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ファイル形式の使い分け
- 写真ならJPEG、図や文字を含む高品質保存や複数ページならPDF、透過が必要ならPNG、など用途に応じて保存形式を選びます。
FAQ
Q1. スマホのカメラで代用できますか?
A1. 簡単な文書や写真なら代用可能です。ただし、歪みや陰影が入ることがあり、精度(特にOCRでの文字認識精度)はスキャナのほうが高くなることが多いです。ドキュメントを大量に正確に保存するならスキャナが適します。
A1. 簡単な文書や写真なら代用可能です。ただし、歪みや陰影が入ることがあり、精度(特にOCRでの文字認識精度)はスキャナのほうが高くなることが多いです。ドキュメントを大量に正確に保存するならスキャナが適します。
Q2. スキャナで読み取った画像をそのまま編集できますか?
A2. 画像としては編集可能です(画像編集ソフトで切り抜きや色調整など)。文字を直接編集したい場合はOCRでテキストに変換する必要があります。
A2. 画像としては編集可能です(画像編集ソフトで切り抜きや色調整など)。文字を直接編集したい場合はOCRでテキストに変換する必要があります。
Q3. 「走査」の語源や英語は?
A3. 英語は "scan"(走査する、ざっと見る)。語源はラテン語の "scandere"(登る)など諸説ありますが、ここでは「順に読み取る・なぞる」という意味で覚えるとよいです。
A3. 英語は "scan"(走査する、ざっと見る)。語源はラテン語の "scandere"(登る)など諸説ありますが、ここでは「順に読み取る・なぞる」という意味で覚えるとよいです。
関連キーワード: スキャナ, 走査, 解像度, フラットベッドスキャナ, ドキュメントスキャナ, 光学マウス, タッチパネル, ペンタブレット, OCR, 画像ファイル形式

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