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ITパスポート 2013年 秋期 80


問題文

Webページの作成・編集において、Webサイト全体の色調やデザインに統一性をもたせたい場合、HTMLと組み合わせて利用すると効果的なものはどれか。

選択肢

CSS (Cascading Style Sheets)(正解)
SNS (Social Networking Service)
SQL (Structured Query Language)
XML (Extensible Markup Language)

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Webページの色調・デザインの統一に効果的なものは何か【ITパスポート 解説】

正解の理由

Webページ全体の色や文字の見た目、レイアウトを「統一」したいときに使うのは の CSS(Cascading Style Sheets:ウェブページの見た目を指定するための言語)です。
CSS は HTML(Webページの構造を記述する言語)と組み合わせて使い、色・フォント・余白・配置などを一括で管理できます。1つのCSSファイルを変えれば、サイト全体の見た目をまとめて変えられるため、デザインの統一に非常に効果的です。
(参考:他の選択肢は目的が異なります。SNSは交流サービス、SQLはデータベース操作言語、XMLはデータ記述用のマークアップ言語です。)

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを探す:「色調」「デザイン」「統一性」。
  2. 「見た目をまとめて指定するもの」を思い浮かべる。見た目=スタイルなので「スタイルシート」を連想。
  3. 選択肢を確認して、スタイルシートに該当するものを選ぶ → (CSS)。
  4. 他の選択肢が見た目の統一に合わない理由を簡単に確認して終了。

選択肢別の誤答解説

  • CSS (Cascading Style Sheets:ウェブページの見た目を指定するための言語)
    → 正解。色・フォント・配置など視覚的な指定をまとめて管理でき、サイト全体のデザイン統一に使う。
  • イ SNS (Social Networking Service:人と人のつながりや情報共有を行うサービス)
    → 関係なし。SNSは人との交流や投稿の場であり、Webページの見た目を決める技術ではない。
  • ウ SQL (Structured Query Language:データベースに対する操作言語)
    → 関係なし。SQLはデータの検索・更新などデータベース操作のための言語で、見た目(デザイン)を扱わない。
  • エ XML (Extensible Markup Language:データを記述するための汎用マークアップ言語)
    → XMLはデータの構造や交換用の書式を定義するもので、表示・スタイルそのものを指定する役割は持たない(スタイル指定には通常CSSを併用する)。

よくある誤解

  1. 「HTMLで色も指定できるからCSSはいらない」
    → HTMLでも色やフォントを直接指定する古い書き方はありますが、保守性が悪くサイト全体の変更に不向きです。CSSを使うと一箇所の変更で全体を変えられます。
  2. 「XMLやSQLでもデザインを変えられる」
    → XMLはデータの形を示すだけで、見た目は別途スタイル(CSSやXSL)で指定します。SQLはデータ操作用なのでデザインとは無関係です。
  3. 「外部サービス(SNS)がサイトの見た目を統一してくれる」
    → SNSはプラットフォームの見た目は提供しますが、自社サイトや複数ページのデザイン統一という目的とは別物です。

補足コラム

  • CSSの「Cascading(カスケーディング)」は「段階的に優先順位が決まる」という意味です。つまり、どのスタイルが最終的に効くかは優先順位(例:ブラウザ標準 < 外部CSS < インラインCSS)や「特異性(セレクタの強さ)」で決まります。
  • 小規模サイトでは「ページごとに直接書く」より、外部CSSファイルを作りタグで読み込む方法が管理しやすいです。
  • 実務では、変数やネストが使えるSass(サース)などのCSS拡張ツールを使うことも多いです。これにより大規模サイトのスタイル管理が楽になります。
簡単な例(HTMLと外部CSSの使い方):
<!-- index.html -->
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <meta charset="utf-8">
  <title>サンプルページ</title>
  <link rel="stylesheet" href="styles.css">
</head>
<body>
  <h1>見出し</h1>
  <p>本文テキスト</p>
</body>
</html>
/* styles.css */
body {
  background-color: #f8f8f8;
  color: #333333;
  font-family: "Yu Gothic", sans-serif;
}
h1 {
  color: #0066cc;
}
このように1つのstyles.cssを変えるだけで、サイト全体の色やフォントが変わります。

FAQ

Q1. HTMLだけで色を指定することはできますか?
A1. できますが推奨されません。HTMLは構造(見出しや段落)を表す目的があり、見た目はCSSで分けるのが保守的で効率的です。
Q2. XMLのスタイル指定は可能ですか?
A2. 可能です。XMLに対してはCSSやXSLT(XMLを変換する技術)を使って表示スタイルを指定しますが、XML自体はデータ定義が本質です。
Q3. CSSはどこに書けばいいですか?
A3. 3つの方法があります:外部ファイルに書く(推奨)、HTMLの内に書く(内部スタイル)、HTML要素に直接書く(インライン)。外部ファイルが管理しやすく一般的です。
Q4. 色をサイト全体で統一する簡単なコツは?
A4. 共通の色やフォントを外部CSSの冒頭で変数のようにまとめ(CSSカスタムプロパティやSassの変数を利用)、それを全要素で参照する方法が有効です。

関連キーワード: CSS、スタイルシート、HTML、外部CSS、セレクタ、デザイン統一、XSLT
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