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ITパスポート 2014年 秋期 72


問題文

USBケーブル経由で周辺装置に電力を供給する方式はどれか。

選択肢

スタンバイ
セルフパワー
バスパワー(正解)
無停電電源

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USBケーブル経由で周辺装置に電力を供給する方式はどれか。【ITパスポート 解説】

正解の理由

USB(Universal Serial Bus:汎用の接続規格)でホスト(パソコンなど)からケーブルを通じて周辺機器に電力を供給する方式は、バスパワー(bus power)と呼ばれます。設問の選択肢では、がこの「バスパワー」に該当します。
理由をやさしく言うと、バスパワーは「通信に使うその同じケーブル(=バス)で電気も送る」方式です。たとえばUSBマウスや小型キーボードは、別の電源をつながなくてもUSBポートだけで動きます。これがバスパワーです。

解法ステップ

  1. 選択肢の用語を一つずつ簡単に意味づけする(知らない言葉はまず定義)。
  2. 問題文「USBケーブル経由で電力を供給する」に合う言葉を探す。キーワードは「USBケーブル経由」「周辺装置に電力」。
  3. 定義と照らし合わせる:
    • ケーブル経由で電力を供給する → 「バスパワー(bus power)」
    • 外部電源から給電する → 「セルフパワー(self-power)」
    • 無停電電源(UPS)は別物 → 除外
    • スタンバイは省電力状態など別概念 → 除外
  4. 以上から、(バスパワー)を正解にする。

選択肢別の誤答解説

  • ア: スタンバイ
    スタンバイは「機器が低消費電力の待機状態に入ること」です。電力の供給方式を指す言葉ではありません。USBケーブル経由で電力を供給する方式とは無関係です。
  • イ: セルフパワー
    セルフパワーは周辺機器が自分で外部電源(ACアダプタなど)を持ち、USBからはほとんど電力を取らない方式です。プリンターや外付けHDD(電源付き)などが当てはまります。USBケーブル経由で主に電力を取る場合には該当しません。
  • ウ: バスパワー
    USBの「バス(通信路)」を通じて電力を供給する方式です。USBポートから直接電力を受けて動く機器(マウス、USBメモリや小型機器の一部)がこれに当たります。設問の条件に一致します。
  • エ: 無停電電源(UPS)
    無停電電源装置は電力が途切れた時に機器へ電源を供給して稼働を維持する装置です(停電対策)。USBケーブル経由の給電方式を指す言葉ではありません。

よくある誤解

  1. 「USBで電力を取れば全部バスパワー」ではない
    小型機器でも、電力が大きいものは外部電源(セルフパワー)が必要です。逆に見た目で判断しないよう注意してください。
  2. 「UPS(無停電電源)=非常用のバッテリーだからUSB供給もできる」は混同しやすい
    UPSは電源保護の装置であり、USBケーブル経由での通常給電方式(バスパワー)とは目的が違います。

補足コラム

USBの給電能力は規格ごとに変わります。代表例:
  • USB 2.0:標準で最大500 mA(ミリアンペア)程度を供給
  • USB 3.0:最大900 mA程度
  • USB Power Delivery(PD):規格で交渉して最大数十ワット(例:最大100W)まで対応可能
つまり、昔は「USB=少ししか電力を供給できない」と覚えていても、新しい規格では大きな電力も扱えるようになっています。ただし、それが「バスパワー」か「セルフパワー」かは、機器の設計次第です。バスパワーでも高出力を使う場合はPDなどの交渉プロトコルが関係します。

FAQ

Q1. バスパワーとセルフパワーの見分け方は?
A1. 機器にACアダプタや電源ケーブルの差込口があればセルフパワーである可能性が高いです。差込口がなくUSBだけで動く機器はバスパワーです。
Q2. スマホの充電はバスパワーですか?
A2. 一般にスマホはUSBケーブルで電力を受けますが、スマホ充電器(ACアダプタ)を介する場合はセルフパワー(充電器が外部電源)。パソコンのUSBポートから充電するなら「バスパワー」での給電になります。ただし充電速度や電力量は規格(USB PDなど)に依存します。
Q3. バスパワーだと安全性や機能が劣る?
A3. 特に劣るわけではありませんが、供給できる電力に限界があるため、高消費電力の周辺機器はセルフパワーを採用します。用途に応じて使い分けられます。

関連キーワード: USB給電、バスパワー、セルフパワー、USB PD、周辺機器の電源管理
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