ITパスポート 2015年 春期 問55
問題文
ブラウザとWebサーバ間でSSLを使った通信を行うことを示すURLの先頭の記述として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:http://
イ:https://(正解)
ウ:shttp://
エ:ssl://
🔒 解説は解答すると表示されます
ブラウザとWebサーバ間でSSLを使った通信を行うことを示すURLの先頭の記述【ITパスポート 解説】
正解の理由
URLの先頭に付く「スキーム(通信方式を示す文字列)」で、ブラウザとサーバ間の通信が暗号化されるかどうかが分かります。HTTP(HyperText Transfer Protocol:ウェブページをやり取りするための通信規約)の上に暗号化を乗せたものが HTTPS(HTTP Secure または HTTP over SSL/TLS)です。したがって、暗号化された通信(SSL/TLSを使う)を示すのは イ の
https:// です。ポイントをやさしくまとめると:
- HTTP は平文(暗号化なし)。先頭は
http://(ア)。 - HTTPS は暗号化あり(SSL/TLSを利用)。先頭は
https://(イ)。 shttp://(ウ)やssl://(エ)は、一般的なWebブラウザで使うURLの書き方としては標準ではありません。
解法ステップ
- 問題の意味を確認:URLの先頭で「SSLを使った通信」を示すのはどれかを問われている。
- 各選択肢が表すものを思い出す:
- http:// → HTTP(暗号化なし)
- https:// → HTTPの上でSSL/TLSによる暗号化(ブラウザでの安全なWeb通信)
- shttp:// → 一般的ではない(歴史的にS-HTTPという別方式があったが普及していない)
- ssl:// → ブラウザで使う標準スキームではない
- 暗号化を表す標準的なスキームは
https://なので、イ を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
-
ア: http://
平文のHTTPです。暗号化されていないため、通信内容(パスワードやフォーム入力など)が第三者に見られる可能性があります。よってSSLを使うことを示しません。 -
イ: https://
正解。HTTPにSSL/TLS(Transport Layer Security:TLSはSSLの後継で、安全な通信を提供するプロトコル)を組み合わせた形式を示します。ブラウザでは鍵アイコンや「https://」で確認できます。 -
ウ: shttp://
S-HTTP(Secure HTTP)という別技術が過去に提案されたことはありますが、一般のWebブラウザで使われる標準スキームではありません。実務・試験ではhttps://を覚えておけばよいです。 -
エ: ssl://
「ssl://」は一部のソフトやライブラリで特定用途に使われることがある文字列ですが、ブラウザのURLとしてSSL通信を指す標準表記ではありません。WebのURLでは使わないと覚えてください。
よくある誤解
-
「HTTPS と言えば必ず安全」
HTTPSは通信の暗号化とサーバ認証を提供しますが、サイト自体の中身(詐欺サイトや悪意のある内容)を防ぐものではありません。暗号化は「通信の盗聴や改ざんを防ぐ」仕組みであり、サイトの信頼性は別に判断が必要です。 -
「SSLとTLSは別物で名前が違うだけ」
厳密にはTLS(Transport Layer Security)が現在の標準で、SSL(Secure Sockets Layer)はその前身です。試験や日常会話では「SSL/TLS」とセットで表現されることが多いです。重要なのは「暗号化プロトコルを使っている」という点です。 -
「sが付けば何でも安全」
sが付くから安全、という単純化は危険です。プロトコル名がhttpsの場合は暗号化されますが、他の「s」のつく表記は標準ではないので当てはまりません。
補足コラム
- ブラウザで安全な通信を確認する方法:URL欄の左側に鍵のアイコン(🔒)が表示されればHTTPS接続です。アイコンをクリックすると証明書(site certificate)の発行者や有効期限を確認できます。
- 既定のポート番号:HTTPは通常ポート80、HTTPSは通常ポート443を使います。ポートとはコンピュータ上で通信を区別するための番号です。
- なぜHTTPSが重要か:ネットバンキングやログイン情報、個人情報を扱うサイトでは、情報が第三者に読まれたり改ざんされたりするリスクを避けるため、必須になっています。
FAQ
Q1. ブラウザで「https://」が付いていれば絶対に安全ですか?
A1. 通信経路は暗号化され安全ですが、サイト自体が悪意あるものかどうかは別問題です。URLや証明書の発行元、サイト内容を見て判断してください。
A1. 通信経路は暗号化され安全ですが、サイト自体が悪意あるものかどうかは別問題です。URLや証明書の発行元、サイト内容を見て判断してください。
Q2. SSLとTLS、どちらを覚えればいいですか?
A2. 実務では TLS と覚えておくと良いですが、試験や説明では「SSL/TLS」とセットで出ることが多いので両方の言葉を知っておけば問題ありません。
A2. 実務では TLS と覚えておくと良いですが、試験や説明では「SSL/TLS」とセットで出ることが多いので両方の言葉を知っておけば問題ありません。
Q3.
A3. 一般のWebブラウザでは使わない表記です。見かけたらその文脈(特定ソフトの設定やライブラリの指定)を確認してください。WebのURLとしてSSL/TLSの有無を示すのは
ssl:// や shttp:// を見たらどう判断すればいいですか?A3. 一般のWebブラウザでは使わない表記です。見かけたらその文脈(特定ソフトの設定やライブラリの指定)を確認してください。WebのURLとしてSSL/TLSの有無を示すのは
https:// が標準です。関連キーワード: HTTPS、HTTP、SSL、TLS、URL、暗号化、証明書、ポート番号、ブラウザの鍵アイコン、安全な通信、ネットワークセキュリティ

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