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ITパスポート 2017年 秋期 61


問題文

ブレードサーバに関する説明として、適切なものはどれか。

選択肢

CPUやメモリを搭載したボード型のコンピュータを、専用の筐体に複数収納して使う。(正解)
オフィスソフトやメールソフトなどをインターネット上のWebサービスとして利用できるようにする。
家電や車などの機器に組み込んで使う。
タッチパネル付きの液晶ディスプレイによる手書き入力機能をもつ。

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ブレードサーバに関する説明として、適切なものはどれか。【ITパスポート 解説】

正解の理由

選択肢の中で正しいのは、の「CPUやメモリを搭載したボード型のコンピュータを、専用の筐体に複数収納して使う。」です。
ブレードサーバとは、コンピュータの機能を載せた薄い基板(ボード)を「ブレード」と呼び、それらを共通の筐体(ケース・enclosure)に差し込んで使う形態を指します。
ここで出てくる用語をかんたんに説明します。
  • CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)… コンピュータの頭脳で計算や制御を行います。
  • メモリ… 作業中のデータを一時的に置く場所(主記憶)。
  • 筐体(ケース)… ブレードをまとめて収め、電源や冷却、ネットワークを共用する箱です。
ブレード型は「ボード単位で小型化 → 専用筐体に複数並べる」ことで、高密度かつ運用管理をしやすくすることが特徴です。よっての説明が当てはまります。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを探す:「ブレードサーバ」「ボード型」「専用の筐体」「複数収納」などハードウェアの形状に関する語。
  2. 各選択肢がどの分野を示すかを分類する:ハードウェア(サーバ系)か、ソフトウェア/サービスか、組み込み機器か、入力装置か。
  3. ブレードサーバの定義と照らし合わせる:ボード型を筐体に収める点が一致すれば正解。
  4. 他は語句(Webサービス→SaaS、組み込み→組み込み機器、タッチパネル→入力装置)と合致しないので除外。
この順で考えれば迷わずを選べます。

選択肢別の誤答解説

  • ア(正しい)
    ボード型(ブレード)を専用筐体に複数収納して使うサーバの形態です。電源・冷却・ネットワークなどを筐体で共有し、密度高く管理できます。
  • イ(誤り)
    「オフィスソフトやメールソフトなどをインターネット上のWebサービスとして利用できるようにする。」はSaaS(Software as a Service:サービスとして提供されるソフトウェア)の説明です。ブレードサーバはハードウェアの形態なので該当しません。
  • ウ(誤り)
    「家電や車などの機器に組み込んで使う。」は組み込み機器(組み込みシステム)の説明です。組み込み機器は家電の内部で動く専用のコンピュータですが、ブレードサーバはデータセンター等で使うサーバの一種です。
  • エ(誤り)
    「タッチパネル付きの液晶ディスプレイによる手書き入力機能をもつ。」はタブレット端末やタッチディスプレイの説明です。入力装置の話で、サーバの形状とは無関係です。

よくある誤解

  1. ブレードサーバ=ただの小型サーバ:
    「小さいだけのサーバ」と思う人がいますが、ブレードは筐体で電源やネットワークを共有し管理性や拡張性を高める設計です。単なる小型化とは用途・構造が違います。
  2. ブレードとラックサーバを混同する:
    ラックマウント型(ラックサーバ)は個別ケースを19インチラックに並べる形式です。ブレードは「筐体に差す板状」なのがポイントで、内部の共有モジュール性が特徴です。
  3. ブレードは個別に電源・冷却が不要だと思う:
    筐体側で電源や冷却を共有しますが、適切な電源容量や冷却設計は必須です。設置環境を軽視すると動作不良や故障の原因になります。

補足コラム

  • 利点:高密度(多数のサーバを小スペースに置ける)、管理の一元化(筐体単位の電源・管理モジュールで運用が楽)、配線の簡素化(内部でネットワーク接続を集中させられる)など。
  • 欠点:初期費用が高め、筐体故障時の影響範囲が大きい(複数ブレードに影響する可能性)。
  • ラックサーバとの違いの覚え方:ラックは「箱を積む」、ブレードは「板を差す」。図でイメージすると覚えやすいです。
  • 主な用途:データセンター、クラウド基盤、仮想化(VM:仮想マシンを多く動かすための物理基盤)など。

FAQ

Q1. ブレードサーバはどこで使われますか?
A1. 主にデータセンターやクラウド事業者のサーバ設備として使われます。多数のサーバを効率よく収容・管理したい場合に向きます。
Q2. ブレードサーバとラックサーバの違いは何ですか?
A2. ブレードは薄い基板(ブレード)を筐体に差して使う方式。ラックサーバは個別の筐体(箱)をラックに並べる方式です。共有モジュールの有無が大きな違いです。
Q3. 小規模な会社でもブレードを使うべきですか?
A3. 小規模では初期費用や筐体の管理が負担になることがあります。用途や将来の拡張性を考えて検討するのが良いです。
Q4. ブレードサーバは消費電力が低いですか?
A4. 1台あたりの効率は良くなりやすい(共通電源や冷却で効率化)が、密集配置により冷却要件が厳しくなる点に注意が必要です。

関連キーワード: ブレードサーバ、ラックサーバ、サーバ筐体、仮想化、SaaS、組み込み機器、タッチパネル、CPU、メモリ、データセンター、ホスティング
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