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ITパスポート 2018年 秋期 83


問題文

SIMカードの説明として、適切なものはどれか。

選択肢

インターネットバンキングなどのセキュリティ確保の目的で使用する、一度しか使えないパスワードを必要なときに生成するカード型装置
携帯電話機などに差し込んで使用する、電話番号や契約者IDなどが記録されたICカード(正解)
ディジタル音楽プレーヤ、ディジタルカメラなどで使用される、コンテンツ保存用の大容量のメモリカード
ディジタル放送受信機に同梱されていて、ディジタル放送のスクランブルを解除するために使用されるカード

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SIMカードの説明として、適切なものはどれか。【ITパスポート 解説】

正解の理由

選択肢の中で正しいのは です。SIM(Subscriber Identity Module:加入者識別モジュール)は、携帯電話機などに差し込んで使うICカード(Integrated Circuit card:集積回路を埋め込んだカード)で、電話番号や契約者ID(加入者を識別する情報)、通信事業者との認証に使う鍵などが記録されています。これらの情報により、携帯電話ネットワークに接続して通話やデータ通信ができるようになります。選択肢の文言がSIMカードの本来の用途と一致するため が適切です。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを探す:「携帯電話」「差し込んで使用」「電話番号」「契約者ID」など。
  2. それらがSIMカードの基本機能(加入者の識別と認証)と一致するか確認する。
  3. 他の選択肢が示す用途(ワンタイムパスワード生成、メモリ保存、放送スクランブル解除)と照らし合わせ、照合できなければ除外する。
  4. 一致するものを選ぶ(ここでは )。
実際の試験では、まず「携帯電話に差し込むカードで、番号や契約者情報を記録」といった特徴を手がかりに判断すると速く正答できます。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 「一度しか使えないパスワードを生成するカード型装置」
    • これはワンタイムパスワード(OTP:One-Time Password)の生成器を指します。オンラインバンキングなどの認証強化で使われます。SIMの説明ではありません。
  • : 「携帯電話機などに差し込んで使用する、電話番号や契約者IDなどが記録されたICカード」
    • これがSIMカードの説明です。正解です。SIMは加入者識別や認証情報を保持します(電話番号はSIMに関連付けられることが多いです)。
  • ウ: 「デジタル音楽プレーヤ、デジタルカメラなどで使用される、コンテンツ保存用の大容量のメモリカード」
    • これはSDカードなどのメモリカードの説明です。データ保存が目的で、加入者情報や電話番号は保存しません。
  • エ: 「デジタル放送受信機に同梱されていて、デジタル放送のスクランブルを解除するために使用されるカード」
    • これは放送用のアクセス制御カード(例:B-CASカード)の説明に近いです。テレビの暗号解除用で、携帯電話の加入者識別とは別物です。

よくある誤解

  1. 「SIMカード=スマホの保存領域」
    • 誤りです。SIMは加入者情報や認証情報を保持する小さな記憶領域で、写真や音楽など大量データを保存するためのものではありません(別途SDカードなどが使われます)。
  2. 「SIMは必ず物理カードしかない」
    • 現在はeSIM(embedded SIM:組み込み型SIM)という、端末内部に組み込まれたSIMも増えています。機能は同じで、形状が異なるだけです。
  3. 「SIMを抜けば電話番号が消える」
    • 電話番号は通信事業者の契約に紐づいています。SIMを差し替えるとそのSIMに紐づく回線が使える端末に移りますが、番号そのものは事業者側で管理されています。

補足コラム

  • SIMの種類とサイズ:かつてはフルサイズSIM、次にmini、micro、nanoと小型化が進みました。現在は物理的なサイズが小さくなっているほか、eSIMのように物理カードが不要な方式もあります。
  • USIM(Universal Subscriber Identity Module):SIMに電話帳や追加のセキュリティ機能などを加えた規格名です。特に3G以降で用いられることが多い名前です。
  • SIMに記録される主な情報:
    • IMSI(International Mobile Subscriber Identity:加入者番号の国際識別子)
    • 認証用の秘密鍵(ネットワークに登録されている情報と照合されます)
    • 電話帳の一部(容量は小さい)
    • ICCID(Integrated Circuit Card ID:カード自体の識別番号)
  • 用途の区別を覚えるコツ:保存(SDカード)、認証(ワンタイムトークン)、加入者識別(SIM)、放送の暗号解除(B-CAS等)——目的で分けると混乱しにくいです。

FAQ

Q1: SIMを抜くと何が起きますか?
A1: 通信(通話・モバイルデータ)ができなくなります。端末はSIMがない状態として扱われます。端末内のWi‑Fiは使えます。
Q2: SIMとSDカードは同じですか?
A2: いいえ。SIMは加入者識別と認証情報を保管します。SDカードは写真や音楽などの大量データを保存するための記憶媒体です。
Q3: eSIMって何ですか?
A3: eSIMは端末に組み込まれたSIMです。物理カードを差し替えずに、通信事業者のプロファイルを遠隔で書き換えて使います。旅行時に便利です。
Q4: SIMに電話帳は入りますか?
A4: 一部の情報(名前・番号など)を保存できますが、容量は小さいため、現在は端末内部やクラウド(SaaSの連絡先同期サービスなど)に保存するのが一般的です。

関連キーワード: SIMカード、eSIM、ICカード、IMSI、ICCID、USIM、SDカード、ワンタイムパスワード、B-CAS、認証方式
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