ITパスポート 2018年 秋期 問86
問題文
イラストなどに使われている、最大表示色が256色である静止画圧縮のファイル形式はどれか。
選択肢
ア:GIF(正解)
イ:JPEG
ウ:MIDI
エ:MPEG
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イラストなどに使われている、最大表示色が256色である静止画圧縮のファイル形式はどれか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
この問題で求められている「最大表示色が256色である」という条件は、1ピクセルあたり8ビット()で色を指定する「パレット方式」を指します。パレット(色の一覧)を使う代表的な静止画形式は GIF(Graphics Interchange Format:グラフィックス交換フォーマット)です。したがって、この問題では ア の GIF が該当します。
ポイントを整理すると:
- GIF は色を索引する「パレット方式」を使い、1ピクセル8ビット=最大256色で表現します。
- GIF は静止画の圧縮に使われ、可逆圧縮(圧縮しても元に戻せる)を行います。
解法ステップ
- 問題文のキーワード「最大表示色が256色」を確認する。
- 画像形式で「256色」が関連するのはパレット方式(8ビットカラー)であることを思い出す。
- 各選択肢の用途・特徴を当てはめる:
- 画像形式か(静止画か動画か音楽か)を区別する。
- 画像なら何色まで扱えるか比較する。
- それらを照らし合わせて、パレット方式で256色の形式である ア(GIF)を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
-
ア: GIF
GIF(Graphics Interchange Format:グラフィックス交換フォーマット)。パレット方式で最大256色(8ビット)を使用します。可逆圧縮(LZW:辞書方式の圧縮)で、イラスト・ロゴ・アイコンや簡単なアニメーションに向きます。問題の条件に一致します。 -
イ: JPEG
JPEG(Joint Photographic Experts Group:写真向けの圧縮方式)。主に写真向けで、24ビットカラー(約1,677万色)などの多色を扱えます。圧縮は非可逆圧縮(画質を落としてデータを小さくする)で、256色という制限はありません。したがってこの問題には該当しません。 -
ウ: MIDI
MIDI(Musical Instrument Digital Interface:電子楽器の演奏データの規格)は、音楽(音の指示)を記録するデータ形式です。画像ファイルではないため選べません。 -
エ: MPEG
MPEG(Moving Picture Experts Group:動画・音声を扱う圧縮規格)は動画(例:MP4など)向けです。静止画の「最大表示色が256色」という条件には関係しません。
よくある誤解
-
「GIFは必ずアニメーション形式だ」
誤りです。GIFは静止画として使われることが多く、アニメーション機能(複数フレームを順に表示する)を持つ版もありますが、アニメーションが必須ではありません。 -
「256色=画質が悪い=使わないほうがいい」
必ずしもそうではありません。イラストやロゴのように色数が少ない画像では、256色でも十分で、ファイルサイズを小さくできます。写真では色数が多い方が自然に見えます。 -
「圧縮=不可逆」という理解
圧縮には可逆(元に戻せる)と非可逆(情報を捨てる)の2種類があります。GIFは可逆、JPEGは非可逆です。用途によって使い分けます。
補足コラム
- 「256色」の由来は です。1ピクセルを表すビット数が8ビットだと、表現できる色の組み合わせは になります。逆に24ビットなら 色です。
- GIF の圧縮方式 LZW(Lempel–Ziv–Welch)は辞書を使う可逆圧縮です。歴史的に特許の問題があり、後に特許が切れたため広く使われるようになりました。
- 同じ「パレット方式」を使う形式に PNG(Portable Network Graphics:可逆圧縮の画像フォーマット)があります。PNG はインデックスカラー(パレット)モードで最大256色の画像を効率よく保存できますし、24ビットカラーも扱えます。用途に応じて GIF と PNG を使い分けます。
FAQ
Q1. GIF と JPEG はどちらを使えばいいですか?
A1. 目的で決めます。イラスト・ロゴ・透過や短いアニメーションなら GIF(または PNG)。写真やグラデーションが多い画像は JPEG(高画質で非可逆圧縮)を選びます。
A1. 目的で決めます。イラスト・ロゴ・透過や短いアニメーションなら GIF(または PNG)。写真やグラデーションが多い画像は JPEG(高画質で非可逆圧縮)を選びます。
Q2. 「256色」とは画面全体の色数ですか?
A2. ここで言う「最大表示色256色」はその画像ファイルが使える色の上限を指します。表示するディスプレイ自体が何色表示できるかとは別の話です。
A2. ここで言う「最大表示色256色」はその画像ファイルが使える色の上限を指します。表示するディスプレイ自体が何色表示できるかとは別の話です。
Q3. GIF は今でも使われていますか?
A3. はい。特にWeb上の短いアニメーションや透過を使いたい場面で今も利用されていますが、静止画で高品質やアルファ透過が必要なら PNG が選ばれることが多いです。
A3. はい。特にWeb上の短いアニメーションや透過を使いたい場面で今も利用されていますが、静止画で高品質やアルファ透過が必要なら PNG が選ばれることが多いです。
関連キーワード: GIF、JPEG、MIDI、MPEG、256色、パレット、可逆圧縮、非可逆圧縮、LZW、インデックスカラー、PNG、色深度

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