ITパスポート 2019年 秋期 問63
問題文
チェーンメールの特徴として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a グループ内の連絡や情報共有目的で利用される。
b ネットワークやサーバに、無駄な負荷をかける。
c 返信に対する返信を、お互いに何度も繰り返す。
d 本文中に、多数への転送を煽る文言が記されている。
選択肢
ア:a, c
イ:a, d
ウ:b, c
エ:b, d(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
チェーンメールの特徴【ITパスポート 解説】
正解の理由
チェーンメールは「受け取った人にさらに多数へ転送するよう促す文面を含む」迷惑なメールの一種です。本文で多数への転送を煽る文言があることが典型的な特徴です。また、多数への一斉送信や転送が繰り返されると、ネットワークやメールサーバ(サービスを提供するコンピュータ)に無駄な負荷を与えるため、選択肢のうち b(ネットワークやサーバに無駄な負荷をかける)と d(本文中に、多数への転送を煽る文言が記されている)が当てはまります。したがって選択肢エ(b, d)が正しいです。
(補足)ここでいう「スパム(迷惑メール)」は、受信者の意図に反して大量に送られるメールの総称です。チェーンメールはスパムの一種に含まれますが、転送を煽る点が特徴です。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを確認:「チェーンメール」。
- チェーンメールの定義を思い出す:受け取った人に「転送」を促すメールで、場合によっては大量に広がり迷惑を生む。
- 各選択肢を定義と照らし合わせる:
- 転送を煽る文言があるか → 当てはまる(d)。
- 多数への転送が大量発生すると機器に負荷がかかるか → 当てはまる(b)。
- グループ連絡や情報共有は通常の用途であり、チェーンメールの目的ではない(a は不適切)。
- 「返信に対する返信をお互いに何度も繰り返す」は返信ループや“reply-allストーム”(全員返信の連鎖、初出:後述)であり、チェーンメール固有の特徴ではない(c は不適切)。
- 正しい組合せを選択する:b と d を含む エ を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
-
ア: a, c
- a(グループ内の連絡や情報共有目的で利用される)は、ニュースレターや社内メール、メーリングリストなど通常の正当な用途の説明であり、チェーンメールの特徴ではありません。
- c(返信に対する返信を何度も繰り返す)は「reply-allストーム(全員へ返信してしまい連鎖する現象)」の説明に近く、必ずしもチェーンメールの本質ではありません。よって誤りです。
-
イ: a, d
- d は正しい特徴ですが、a が含まれているため不適切です。チェーンメールは「グループ連絡を目的とした正当な共有」ではない点を見落としています。
-
ウ: b, c
- b は正しいですが、c はチェーンメールそのものの定義ではありません(別の現象に近い)。したがって組合せとして不正解です。
-
エ: b, d
- d(多数への転送を煽る文言がある)と b(ネットワークやサーバに無駄な負荷をかける)は、どちらもチェーンメールの典型的な特徴です。よって正解は エ です。
よくある誤解
-
チェーンメール = 単なる「グループメール」
- 誤りです。グループメールは情報共有が目的で、受信者が予期している場合が多いです。チェーンメールは「転送を強要・煽る」点が問題です。
-
「返信を何度も繰り返す(c)」はチェーンメールの特徴だと思い込む
- 実際には「reply-allストーム(全員返信の連鎖)」という別の問題です。チェーンメールは転送を促す内容がキーです。
-
チェーンメールは無害だと思う
- 転送が広がると、サーバやネットワークに負荷をかけ、業務に支障をきたすことがあります。迷惑行為や詐欺に発展する場合もあります。
補足コラム
- チェーンメールの例:宝くじに当たる、運が良くなる、金銭を送れ、という内容で「10人に転送しないと罰が当たる」などと書かれているもの。これは感情を刺激して拡散させようとする典型です。
- 「メールストーム」や「reply-allストーム」について:これは多数の受信者が「全員へ返信(reply all)」を繰り返すことで発生する現象です。結果としてサーバ負荷が高まり、メールサービスが遅くなることがあります。
- 対処法の例:届いたチェーンメールは転送せず削除する、送信者に返信しない、社内ならIT部門に報告する、受信設定でブロックする、など。個人情報や金銭の要求があれば詐欺の可能性もあるので注意してください。
FAQ
Q1: チェーンメールは違法ですか?
A1: 内容によります。単なる迷惑メールは民事的な問題で済むこともありますが、詐欺や脅迫を含む場合は刑事罰の対象になることもあります。
A1: 内容によります。単なる迷惑メールは民事的な問題で済むこともありますが、詐欺や脅迫を含む場合は刑事罰の対象になることもあります。
Q2: 誰かに転送してしまった場合はどうすればよいですか?
A2: 速やかに受信者に「誤送信だった」と伝え、二次拡散を止めるよう依頼します。被害が拡大する恐れがあれば管理者に報告してください。
A2: 速やかに受信者に「誤送信だった」と伝え、二次拡散を止めるよう依頼します。被害が拡大する恐れがあれば管理者に報告してください。
Q3: 「d と b が正しい」と覚えればよいですか?
A3: その覚え方でも合格できますが、なぜそうなのか(転送を煽る点と大量転送による負荷)を理解しておくと応用が利きます。
A3: その覚え方でも合格できますが、なぜそうなのか(転送を煽る点と大量転送による負荷)を理解しておくと応用が利きます。
関連キーワード: チェーンメール、迷惑メール、スパム、転送、メールストーム、reply-allストーム、サーバ負荷、迷惑行為、詐欺メール

\ せっかくなら /
ITパスポートを
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

