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ネットワークスペシャリスト 2012年 午前210


問題文

IPv4におけるICMPのメッセージに関する説明として、適切なものはどれか。

選択肢

送信元が設定したソースルーティングが失敗した場合は、Echo Replyを返す。
転送されてきたデータグラムを受信したルータが、そのネットワークの最適なルータを送信元に通知して経路の変更を要請するにはRedirectを使用する。(正解)
フラグメントの再組立て中にタイムアウトが発生した場合は、データグラムを破棄してParameter Problemを返す。
ルータでメッセージを転送する際に、受信側のバッファがあふれた場合にはTime Exceededを送り、送信ホストに送信を抑制することを促す。

IPv4におけるICMPのメッセージに関する説明【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:ICMPのRedirectメッセージは、ルータが送信元に最適な経路を通知し経路変更を促すために使われます。
  • 根拠:ICMPはネットワークの制御・管理用プロトコルで、Redirectは経路最適化に特化したメッセージです。
  • 差がつくポイント:各ICMPメッセージの役割を正確に理解し、誤った用途を選ばないことが重要です。

正解の理由

の「転送されてきたデータグラムを受信したルータが、そのネットワークの最適なルータを送信元に通知して経路の変更を要請するには、Redirectを使用する。」はICMPの仕様に合致しています。
Redirectメッセージは、送信元ホストが非効率な経路を使っている場合に、より良いルータを教えて経路を最適化させるために送られます。

よくある誤解

EchoReplyは単にPingの応答であり、ルーティング失敗の通知には使いません。
ParameterProblemはフラグメント再組立てのタイムアウトではなく、ヘッダの問題を通知します。
TimeExceededはTTL切れや再組立てタイムアウトで使われますが、バッファ溢れ通知ではありません。

解法ステップ

  1. ICMPの各メッセージの役割を確認する。
  2. Redirectは経路変更の通知に使われることを思い出す。
  3. 選択肢の説明とICMPの仕様を照合する。
  4. 誤った用途のメッセージを除外する。
  5. 正しい用途を示す選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: EchoReplyはPing応答であり、ソースルーティング失敗時に返すものではありません。
  • ウ: フラグメント再組立てタイムアウト時はTimeExceededメッセージを返し、ParameterProblemはヘッダ異常時に使います。
  • エ: バッファ溢れ時に送るのはICMPのSource Quench(現在は廃止傾向)であり、TimeExceededはTTL切れや再組立てタイムアウト用です。

補足コラム

ICMP(Internet Control Message Protocol)はIPv4のネットワーク管理に不可欠なプロトコルで、エラーメッセージや診断メッセージを送信します。
代表的なメッセージにはEcho Request/Reply(Ping)、Destination Unreachable、Redirect、Time Exceededなどがあります。
特にRedirectは、ホストが非効率なルータを使っている場合に経路を最適化するための重要な機能です。

FAQ

Q: ICMPのRedirectメッセージはどのような状況で送られますか?
A: 送信元ホストが非最適なルータを経由している場合、ルータがより良い経路を通知するために送ります。
Q: フラグメントの再組立てタイムアウト時に送られるICMPメッセージは何ですか?
A: Time Exceededメッセージが送られます。Parameter Problemではありません。

関連キーワード: ICMP, IPv4, Redirect, EchoReply, TimeExceeded, ParameterProblem, ネットワーク制御
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